小休止#なんだっけ

正解が、わからない。まま、春が終わった。

昨日から、1000キロカロリーダイエットを試している。主食を水菜やもやしに変えるというくらいのものだが、おなかが薄くなっていくことは気持ちがいい。

これが正解かはわからない。身体に悪そうな気がするし、中学時代～高校時代まで摂食障害だったことをふりかえってはまだ健康的な気もする。

情報量の多い4月5月初旬を過ぎて、5月後半はひと段落の半月となる見通しだ。

けれど、じっとしていられない、不安になりがちな性分も相まって、せかせかと予定を埋めている。

小説を書こう、そのために本を読もう、勉強をしたい、それらのやらなきゃ精神に押された私は人間関係も相まって、きっと梅雨まで寝てしまう。

そうして、6月1日を迎えるのだろう。私の一番好きなミュージシャンの誕生日にまた人生を少し変えてゆく。

変わってほしいと祈りながら一歩を踏み出す。

正解かはわからない。選ばなかった道や我慢をすればよかった道を選べばよかったような気もする。

他人とのかかわり方に変化があった。前にも述べたが、数年ぶりに連絡をくれる人が何人かいたり、数年ぶりに逢う人が何人かいた。

新しく出会った人とこっそり離別を告げたりもしたし、きっと去年までは告げられたことのほうが多かった。

これも正解かどうかはわからない。きっと、諦めずに友人知人としての関係を続けていくこともできたのだろうが、こればっかりは、時間が必要なこともあったなあと認知を歪ませて思案する。

多分、一昨年のことだと思う。井の頭公園でひとりスワンに乗った。

緑が見えたから、夏ごろのことだったと思う。いや、木の幹の記憶があるから、もっと寒い日のことだったかもしれない。

どちらにしろ、桜では無い季節、人も少ない日のことだった。

スワンを池の端に留めてのんびり情緒にでも浸ってみようと思うと、右の乗り降りする所に太い木の枝が刺さった。

無理矢理進もうとすると、枝は折れそうな気がしたし、かといってうしろに進むこともできずに立ち往生となってしまった。

右の座席に座っていたため、枝はどんどんスワンに入り込んでくる。

そのうち、左の座席に座れば逆方向に進むのではないかと気づき、実行した。

枝が抜けるまでの間、じっと待つ。

しばらくすると、枝は抜けた。

当たり前のことだが、経験というものは思考していた時よりもより多くのことを教えてくれるなあとぼんやり思った。

にっちもさっちもいかない時、無理矢理にあがいてもより深く問題が刺さってゆくこと、じっと待っていたほうが問題が解決されることがあること。

人に言われてもわからないでいたことが、ようやく自分に戻ってきた気がする。

正解かどうかはやっぱりわからない。

調子に乗ると大体いいことが無いので、身の丈低く生きていきたい。

自分自身を抑え込んで、私はきっとこれから生きていくことが正解なのだろう。