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海外在住経験ゼロの私が英語でMBAを取った経緯とそれによって得たもの⑤~産後の受講~

前までの記事で、Globis在学中に妊娠・出産したところまで書きましたが、今日は、残りの半年間、どうやってこなしていたかを綴ろうと思います。

オンラインへの乗り入れ

ちょうど私が入学した2015年度から、グロービスはフルオンラインで学位まで取得できるオンラインMBAを開始しており、通学とオンラインでも単位が互換できるため、出産後はオンラインで講義を取ろうと決めていました。(そもそも、オンラインが無かったらさすがに毎週通学をするのは難しく、休学しか選択肢は無かったかもしれない・・・)

一つ問題だったのは、英語オンラインのクラスの少なさ。英語でもオンラインの講義は提供開始されていましたが、日本語の講義に比べてまだクラス数が少なく、好きなタームに好きな講義を取る・・・とまではいかなかったので、日本語の講義もラインナップを見て、取れる講義の中で興味のあるもので選ぶことにしました。(英語/日本語も上限はあるけど単位互換可。)

本来、妊娠・出産が無かったら、最後まで「この先生のこの講義を英語でこのタームで取りたい!」というのを優先してスケジュールを組むこともできたでしょうが、正直、最後は「本当はこの講義も取りたかった・・・けど、残りの半年では英語オンラインが無かった・・・」と諦めたものもあります。
在学中に出産すると決めた以上、あれもこれも全部自分の希望通りにはいかないので、優先順位をはっきりしておくことが大切かな、と思います。

残り授業は3コマくらい

前回記載の通り、妊娠が発覚した時点で、卒業までに残り必要な単位を計算し、残りの2ターム(10月~12月/1月~3月)で3つほど講義を取れば良い状態にしていました。
私は元々育休は半年のみで9月出産→翌年2月に復職の予定でいたので、10月~12月のタームで2講義(日本語1つ、英語1つ)取り、復職を迎える1月~3月のタームは1講義(日本語)で済むようにしました。
そうるすと、10月~12月は毎週1回くらいの頻度で3時間、1~3月は2週間に一回くらいの頻度で3時間なので、なんとかやりくりできるかな、ということで講義を選びました。

事前課題:授乳中にケース読む

講義を取る時間は確保したものの、大切なのは講義への準備です。授業にもよりますが1講義あたり20ページくらいのケースを読んで設問に対する答えを自分なりに整理しておく必要があります。産後、3時間起きに起きる赤ちゃんのお世話をしながらアサインメントをやるのは大変ですが、私の場合、「授乳時間のフル活用」で何とか乗り切りました。
幸いにも長男はよくおっぱいを飲んでくれる子だったので、一度飲み始めると30分くらい。授乳の時間は赤ちゃんとの繋がりを感じられる幸福の時間でもある一方、慣れてくると、「この時間、やりたいこといっぱいあるのに勿体ない・・・」なんて思うことも。笑
スマホを片手にSNSやらニュースやらを見ている時もありましたが、「この時間にケースを読めば良いんだ!」と気づいてからは、いつも時間になるとケースを片手に赤ちゃんを抱っこしてベッドに向かい、授乳と同時にケースを読み始めていました。
実際にアサインメント(普段はWord1~2枚程度、Day4のレポート週はもう少しまとまた分量・・・)を書くのはさすがに授乳しながらは難しかったですが、ポイントだけざっとケースの合間にメモしておいて、実際にレポート書くのは夜赤ちゃんが寝入った後とか、昼間に一緒にカフェにお散歩行った時などにやっていました。


受講:オンライン講義のパターンと受講スタイル

グロービスの通常(リアル集合)の講義は、1コマ3時間で、間に10分休憩を挟む形になっています。
オンライン講義は、ずっと画面を見ていること、リアルよりも更に集中力を使うことから、
 ①平日:1時間半(20:30~22:00)を2日に分ける
 ②3時間半の(17:30~21:00等)講義で間の休憩を30分取る
の形で実施されます。

赤ちゃんがいる中での受講、①のパターンは比較的シンプルで、20:30までに何としてでも寝かしつける!ということでやれば、1時間半は集中して受講できます。
②のパターンの時が厄介で、先ず、17:30から講義が始まる時点ではまだ赤ちゃんも起きているので、授乳をした後足元に置いておく作戦にしました。
ただ置いておくのも可哀そうなので、「おやすみたまご」という、赤ちゃんが良く寝るクッションを買って、授業が始まる直前に授乳するスケジュールに調整し、17:30講義開始とともに置いて、寝てくれればラッキー・・・的な感じでやっていました。

そして、19:00~19:30の休憩時間が勝負で、その30分間でさっと沐浴して授乳して、また寝てくれればラッキー・・・というスタイル。(前半も後半も、寝てくれなかった時は仕方なく音声ミュートにして、なかなか発言できないのでチャットでコメント入れてた時も。)
②のパターンはさすがに1講義だけでした。今思えばよくやってたなー、と思いますが、残り3講義、うち、②のパターンが1講義(2週間に1回、6日間)で済んだから何とかやっていけたのかな、と思います。
これ以上単位が残ってたら結構厳しかったかも、と思い、最初から全て計画的にやっていたわけではないですが、妊娠した時期・残り単位・オンラインと日本語の乗り入れ等々、いろんなタイミングと条件が良かったからできたんだなー、と改めて思いました。


これはあくまでも私一人の個人的な経験談・一例ではありますが、グロービスに限らず、これから色んな学びに挑戦しながらも妊活もしたい人、出産後、仕事と学びと育児の両立を検討している方に少しでも参考になれば幸いです。

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