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クラシックホテルのアメニティ

2年ほど前からはじめた日本クラシックホテルの会加盟のホテルを巡る旅。
それまで特にクラシカルなものに興味も薄かったのですが、なぜか(笑)。
後付けで理由を考えてみたのですが、日本が“観光”という視点で自らのアイデンティティを世界に向けて発信しようという夢や希望に燃えていた時代に生まれたこれらには、やはり訪れる人にエネルギーを充填してくれる大きな力が宿っているように思えてなりません。
コロナ禍、それまでの生活を変えざるを得なかったタイミングで自分がこの楽しみを見つけたことにも、何かしら意味があるように思えます。

・・・ということで、クラシックホテルの会加盟のホテル巡りで最初に訪れたのが、蒲郡クラシックホテルでした。梅雨明け前の平日の夕方、訪れる宿泊客もあまりいなくて、ひっそりとした雰囲気でしたが、バスルームで私を迎えてくれたアメニティが優雅な気持ちにしてくれました。
あまりに香りが良くて、旅から戻った時に探したのですがホテルアメニティ専用のラインナップだったようで、入手できず。そこに宿泊した時にしか楽しめない香りだったのです。とても残念でしたが、逆に考えれば、それでいいのだと納得できました。特別な場所だからこそ、そこでしか出会えない香りもあっていい。

クラシックホテル巡りの楽しみの1つは、そこで出会うアメニティにもあります。それぞれのホテルで、そのホテルに合った香りをセレクトしておられて、こうしたセレクトの一端からもホテルの感性が伝わります。

また、この香りに再会したいです。

Atelier Cologne:https://sanyo-bussan.jp/brand/169


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