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前原利行さん追悼セッションを昨夜執り行いました

友人であり、仕事仲間であり、そしてバンマスでもあった前原さんの追悼セッションを、前原さんと出会ったヘブンズドアで2023/04/09に執り行いました。

僕は前原さんと長い付き合いでもなく、特別深い付き合いでもありませんでしたが、追悼セッション的な企画が持ち上がっていなかったようなので、僭越ながら前原さんとともにセッションホストをやっていた縁もあり、いつもセッションを開催していたヘブンズドアのマスターにお願いして、今回のセッションの音頭を企画いたしました。

前原さんのお人柄、そして人望でしょう、企画側の予想を超える多くの方に集まっていただき、ありがとうございました。本人もきっと遊びにきて、喜んでいたと思います。

2月20日に亡くなってまだ2ヶ月も経っていませんし、直前まで楽しく飲んだり、セッションにいったり、僕のように仕事のやりとりをしていた人も多く、急に亡くなってしまって家族葬でお葬式に立ち会えなかった方も多かったので、どうしても信じられない、という気持ちを抱えてきた方々が、前原さんという軸でここにあつまり、ともに語りあい、哀しみ、そして音楽で追悼する機会が得られて良かったと思います。

音楽をやっている、と言っても、世の中に楽器演奏者、プレイヤーは多いですが、音楽を作ること、作詞や作曲をする人は、かなり少ないです。比率にしたら100人に1 人ぐらいじゃないだろうか。でも前原さんはたくさんオリジナルの曲を作る音楽家でした。曲を作っては、自らCDを製作し、オリジナル曲を作るバンドを作っては歌っていました。また人に歌わせるのも好きでした。オリジナル曲をガンガンつくって自分で歌う、というスタイルは、たぶん前原さんが大好きだったボブ・ディランの影響だと思います。(ディランの来日公演は行ける日は全部行っていた)

音楽家にとって、死んだ後、自分の曲を周りの人が演奏してくれる、というのは、最高に幸せなことではないでしょうか。

オリジナル曲は、その人が死んだら二度と演奏されることがないのは悲しすぎる、とサックスの矢野さんが言ってました。年に一度ぐらいでいいから前原さんの曲をまた演奏する機会を作ろう、とも。

たしかにそうかもしれない。WE REMEMBER前原セッション、来年もやろうと思います。

前原さんのブログです。
昨年末まで国内を旅してブログを書いていました。


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