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●仕事の記録 ヤマハデジタルミキサーRIVAGE PM5導入事例 劇団四季 春劇場

コロナ禍での劇場の取材は緊張感が高い。実際この時も春劇場の隣の秋劇場はコロナの問題で劇場が閉まっていた。
今回は音響エンジニアに取材だったがインタビュイーが3名、実際に必要な人数は2名だったが、一人はバックアップだった。

これは長い公演日の途中でスタッフの誰かが微熱を出した場合、休まなくてはならない、でその穴埋めをすぐにできるように、役者だけでなく芝居に関わる裏方のスタッフもダブルキャストになっているのだ。だから実際に公演するために必要なトータル人数の1.5倍〜2倍の人数が稼動している。

そして公演で呼べるお客さまはコロナ禍の制限でこの時は半数だった。

これではとても採算は合わないだろう。日本で最も集客力のある劇団でこれなのだから、ほかの劇団は壊滅的なのだと想像せざるを得ない。

でも劇団の方々は、現状を冷静を見つめながら、淡々と、ある意味少し明るい表情で芝居について語ってくださったのだった。舞台人の凄みを感じた。音楽も、演劇も、ほんと、負けないでほしいし、そのためにできることは何でもしたいと思うのだった。

ちなみにこちらも私の仕事です。ヤマハサウンドシステム「幕あい」特別号外 2「新型コロナウイルスの影響と自粛解除後の公共劇場の再開について」公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場 副館長 高萩 宏様とヤマハサウンドシステム 武田信次郎社長の対談。

最初の緊急宣言下でのインタビューだった。最初に公演をとめたのが演劇で、そして再開するときは最後になるのも演劇だというお話。音楽は譜面があればすぐできるが)稽古に1ヶ月とかかかってしまう。(自虐的偏見ですいません、でも特にフリージャズならすぐできる、個々のスキルが維持されていれば)。演劇人はスキルが高くほかのこともできる人が多い(高萩氏談)ので、コロナで演劇が無理そうならほかに行ってしまって、その後帰って来ないかもしれない、ということだった。これだけ長引くとほんとうにそうだろうと思う。

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