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仕事の記録、デノンオフィシャルブログ「Dolby Japanさんに「Dolby Atmos®(ドルビーアトモス)のロッシーとロスレスってなんですか」って聞いてみた」


かなり前の仕事ですが、最近取り組んでいる仕事の資料として読んでいたら非常に参考になりましたので、仕事の記録として共有しておきます。

Dolby Atmosにはロスレスとロッシーという概念があります。最初は理解しづらかったのですが、ドルビー社の方と話をしてようやく理解できました。Dolby Atmosというのは、複数の技術を統合した名称であり、音声そのものにはドルビーデジタルプラスやドルビーTRUE HDなどが使われています。これらは既に確立された音声圧縮フォーマットであり、Atmos自体が生み出したものではないのです。

以下本文から引用します。

●すみません、かなり初心者なので、わかりやすくお願いします。

高見沢:今一番よく使われているのが「Dolby Digital Plus」です。これはロッシーで、ネットなどでDolby Atmosを配信する場合によく使われています。Dolby Digital Plusの規格自体は比較的前から使われているものですが、Dolby Atmosのオブジェクトオーディオにもきちんと対応していますし、すでに普及が進んでいて非常に数多くの機器に導入されていますので、NetflixやApple Musicなど配信系のサービスではDolby Digital Plusが主に使われています。

●ネット経由でDolby Atmosのものを視聴するときはほとんどDolby Digital Plusという理解でいいですか。

高見沢:現状ではそう思っていいと思います。

●2番目に使われているのはなんですか。

高見沢:2つめが、ロスレスの「Dolby TrueHD」です。この方式は以前からBlu-rayなどで使っていたもので、主にディスクメディアで使用される規格です。Blu-rayディスクではDolby Digital PlusとDolby TrueHDの両方が利用可能ですが、ロスレスで復元できるDolby TrueHDを使うことで、最良の音質で楽しむことが出来ます。DHT-S517や、新製品のDHT-S217が対応しているのもこのDolby TrueHDですね。ちなみにDolby TrueHDはビットレートが非常に高くなってしまうので現状ではストリーミング配信で使われていません。

●なるほど。ということは、ネット配信においてはロッシーのDolby Digital Plusがほとんどで、Blu-rayではロスレスのDolby TrueHDの場合と、ロッシーのDolby Digital Plusの場合がある、という理解でいいですか。

高見沢:Dolby Atmosについては、その理解でだいたい大丈夫だと思います。


いやーわれながら勉強になった。
おれ、こういうコンテンツ、じつはいっぱい作ってる。
コンシューマーオーディオ用も、そしてプロオーディオ用もね。


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