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「JAMPの視線」No.150(2022年11月13日配信)

次世代の、挑戦する金融へ
日本資産運用基盤グループ メールマガジン【JAMPの視線】

目次
①JAMP 大原啓一の視点
②NewsPicks ダイジェスト
- 代表取締役 大原啓一
- 主任研究員 長澤敏夫
③お知らせ・ニュースリリース
④メディア掲載情報
⑤金融専門人材募集情報
⑥インフォメーション

JAMP 大原啓一の視点 2022年11月13日

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 いきなりプライベートな話になりますが、私は4人兄弟の長男で、下に年の近い2人の弟と年の離れた1人の妹がいます。その2人の弟のうち2番目の弟は、地元・大阪でたこ焼き居酒屋や焼肉屋等の飲食店を何店舗か経営しており、学生時代の起業から数えて今年でもう15期目と、経営者として私の先輩的存在です(ちなみに1番目の弟はなぜか同じ業界で働いており、いまは日系資産運用会社で運用担当者をしています)。その2番目の弟は、当然ながら過去数年のコロナ禍のなかで経営する飲食店が大打撃を受け、きっと大変な思いをしたであろうに、最近になって「今後はフランチャイズビジネス経営に乗り出す」と言い出しており、商魂たくましいなあ、若さっていいなあと、我が弟のことながら感銘を受けています。
 さて、これまで金融・資産運用業界でしか働いたことがなく、恥ずかしながら「フランチャイズ」と聞いても具体的なイメージがわかなかったので、弟のブログや他のWebメディアの記事をにわか仕込みで読んで勉強しているのですが、ある意味これはプラットフォームビジネスというか、事業支援基盤ビジネスだなあと印象で、その意味で私がこの日本資産運用基盤グループで実現したいと思っている絵姿と似ているということを感じ、なんだか弟を改めて身近に感じるような嬉しい驚きを覚えています。
 当然ながら、金融・資産運用事業に限らず、世の中のどのような事業であれ、お客様と接する主な付加価値提供の領域に加え、それを支える原材料の仕入れや事務、システム、管理業務等のバックエンドの領域が存在し、それらを全て自前で対応するというのはできなくはないでしょうが、費用対効果の観点で必ずしも効率的とは言えないところは多いと思います。それを外部の専用事業支援基盤に委託し、自らは得意な高付加価値の領域に集中することで、ビジネスとしても効率化を実現し、サービスとしても付加価値を高めることができるというのは、経済学にいう「比較優位の原則」を持ち出すまでもなく常識的に容易に理解できるでしょう。スタートアップ企業がそのような事業支援のSaaSサービスを開発・提供し、それが世の中で受け入れられているのもそのような本質的な需要があるのだと思います。
 弟のブログのなかで、「フランチャイズは集合天才と言われます。本部と多くの加盟店のみんなの切磋琢磨で日々研鑽されて、集合体として天才の知見に到達する、という意味だと自分は解釈しています。」という文章がありました。私たち日本資産運用基盤が自称する事業支援プラットフォームという表現であれ、フランチャイズという表現であれ、目指す絵姿としては似通っているところが大きいと感じます。私たちも弊社のサービスを利用頂く金融機関のお客様とのコミュニケーションやそこでのフィードバックを頂戴しながら、大変おこがましい表現で恐縮ですが、単なる「お客様と業者」の関係ではなく、「事業パートナー」としての視点で、ともに集合体としてより良い知見に到達できるように努めてまいりたいと思います。

News Picks ダイジェスト(代表取締役 大原啓一)

2022年11月7日
【ファンドラップを個人マネー受け皿に、資産運用各社】
大原のコメント→
大手資産運用会社がファンドラップ市場に直接参入しようとする動きが見られるのは事実である一方、ファンドラップがサービスとして普及するかは「手数料の高さ解消できるかどうかが鍵を握る」旨の考えには違和感があります。
NewsPicksをはじめとするSNS等でも、「ファンドラップは手数料が高いのでNG」「低コスト投信やウェルスナビでポートフォリオを構築した方が安上がり」という意見が散見されますが、事実であるとことも否定できない一方、サービス付加価値の拡大という潮流をとらえきれていない見方とも感じます。
日本でこれまで主流だった投資信託や従来型ファンドラップ等の投資商品が提供するサービス付加価値はあくまで「ポートフォリオ」であり、その構築や運用代行のみを考えるのであれば、・・・(続きを読む)
https://newspicks.com/news/7762195?ref=user_121187

2022年11月9日
【【直撃】メルカリのクレカ参入、本当の狙いを聞いてみた】
大原のコメント→
主要金融機能のうち資金移転(決済、送金)と資金供与(融資)は当該機能が対象とする主たる経済活動が物品・サービスの購買であり、その意味で残りの2つのリスク移転と資産運用とは異なり、メルカリサービスに親和性が高いという特徴があるため、メルカリが決済や与信、そして今回のクレジットカードサービスに展開することには違和感はありません。
また、後払いサービス等の与信とは異なり、クレジットカードは直接的にメルカリサービスでの決済に用いるのみならず、生活のなかで利用シーンが最も多い決済・与信サービスであり、利用金額が比較的大きくなるということも、・・・(続きを読む)
https://newspicks.com/news/7769934?ref=user_121187

News Picks ダイジェスト(主任研究員 長澤敏夫)

2022年11月11日
【外貨保険の共通KPI活用に苦慮 地銀・第二地銀】
長澤のコメント→
以前、兼務しているQUICK資産運用研究所において、日経電子版に外貨建て一時払い保険の共通KPIについての記事を書きました。
 その際は、大手銀行9行、地域銀行25行、大手証券5社に絞り集計・分析しましたが、外貨建て一時払い保険の多くは定額保険で、運用効果は外貨建て債券の保有に近いことから、販売時と評価時の為替や金利の差の影響が大きく、それ以外の各金融機関の販売姿勢による差が表れにくく、・・・(続きを読む)
https://newspicks.com/news/7781375?ref=user_6551307

お知らせ・ニュースリリース

■ゴールベース型ラップに関するWebミニセミナー開催
ゴールベースアプローチ型ラップについてのWebミニセミナーを10月28日(金)に開催しました。
「地域銀行に広がるゴールベースアプローチ型ラップサービス ~その世界観とサービス実現に必要な機能とは何か~」
https://www.jamplatform.com/news/2022/10/31/3349/

メディア掲載情報

■メディア寄稿:ニッキンONLINEでの連載開始
「ニッキンONLINE」で弊社金融機関コンサルティング部長の直井の連載、第2回目が公開されました。。
「バンカーを輝かせる業績評価 第2回 改革という名の逆風」
https://www.jamplatform.com/news/2022/11/07/3360/

■メディア掲載:弊社ご支援事例の紹介記事掲載
弊社のゴールベースアプローチ型ラップ事業支援ソリューションについて日経新聞で紹介されました。
「ファンドラップ、個人マネーの受け皿に 資産運用各社 」
https://www.jamplatform.com/news/2022/11/07/3364/

■論考寄稿:金融財政事情への論考寄稿
主任研究員の長澤が「週刊金融財政事情」(2022年11月8日号)に寄稿しました。
「仕組み債問題で転換迫られる金融機関のリテール戦略」
https://www.jamplatform.com/news/2022/11/08/3366/

■コラム公開:コンプライアンスチームの連載noteの公開
新興・海外資産運用会社の立上げ等の支援を提供している弊社コンプライアンスチームがnoteに第25回目の記事を公開しました。
「第25回 マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に係る態勢整備の期限設定について Part6」
https://www.jamplatform.com/news/2022/11/08/3371/

■メディア掲載:「金融ビジネス/これからの「顧客本位の業務運営」」
第15回 株式会社継志舎 代表取締役 石脇俊司氏
「信託のスキームを活用して個人の資産管理をサポートする」
https://www.jamplatform.com/news/2022/11/09/3375/

金融専門人材募集情報

日本資産運用基盤グループが採用をご支援している金融機関の人材募集情報です

1)本邦金融機関 - 内部監査部長/~1,000万円(ベース)
https://www.jamplatform.com/hr/job/3325/

2)大手金融機関 - ファンドマネージャー/~1,500万円(インセンティブサラリー別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/3386/

3)独立系運用機関 - コンプライアンスオフィサー/~1,000万円(ベース)
https://www.jamplatform.com/hr/job/3254/

4)本邦金融機関 - 経営企画部門マネージャー/~1,500万円
https://www.jamplatform.com/hr/job/3217/

5)大手外資系金融機関 - オルタナティブ部門Manager/~2,000万円(インセンティブサラリー別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/3358/

6)大手外資系金融機関 - コンプライアンスヘッド/~1,500万円(ベース)
https://www.jamplatform.com/hr/job/3223/

7)大手日系金融機関 - ファンドアナリスト/想定~1,500万円(賞与別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/2956/

8)外資系金融事業法人 - アクイジションマネージャー/~2,000万円(インセンティブサラリー別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/3332/

9)本邦大手金融事業法人 - PEを中心とした流動性資産のゲートキーパー/~2,500万円(インセンティブサラリー別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/3346/

10)邦銀系運用機関 - ファンドマネージャー/~1,200万円(賞与別途)
https://www.jamplatform.com/hr/job/3268/

ここに掲載している情報以外にも多くの人材採用ご支援をさせて頂いています
ご関心ある方は https://www.jamplatform.com/hr/ からご登録をお願いします

インフォメーション

個別のご質問・ご相談会を無料で定期的に開いています。お気軽にお申し込みください。
https://www.jamplatform.com/contact/

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