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「JAMPの視線」No.22(2020年5月31日配信)

次世代の、挑戦する金融へ
日本資産運用基盤グループ メールマガジン【JAMPの視線】

目次
①JAMP 大原啓一の視点
②NewsPicks ダイジェスト
③JAMP活動日記
④メディア掲載情報
⑤インフォメーション

JAMP 大原啓一の視点 2020年5月31日

2018年5月28日に日本資産運用基盤株式会社(現・JAMPフィナンシャルソリューションズ)を創業してから、先週28日(木)で2年が経ちました。
地域銀行や証券・資産運用会社等の金融ビジネスを効率化することを目指し、業界横断的な構想は2017年末から取り組んでいましたが、実は当初は現在のようなスキームでの実現は想定していませんでした。ただ、2018年5月半ばにそれまで構想していたスキームの実現が困難であることが判明したため、バタバタと1週間ほどで方向転換し、半ばやむにやまれずという形で、私がひとりで、自己資金で設立することを決断したという経緯が創業の背景にはあります。

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(写真)創業当初に入居していた1人用レンタルオフィス

創業当初は日本橋・人形町にある約1畳の狭い1人用レンタルオフィスに入居し、新たなスキームで実現可能な事業戦略を練り直すところから始めました。平和不動産が運営するFinGATE BASEに入居するまでの数か月をこのレンタルオフィスで過ごしましたが、あまりの狭さに、荷物運びを手伝ってくれた妻や友人の顔が強張っていたことを今でも記憶しています。
当時から、「資産運用業界の非効率性」「従来型証券・資産運用ビジネスの限界」「地域銀行の経営課題」等、いまと同じような問題意識をもって事業を立ち上げたいと考えていましたが、なにせ当初はお金もない、信用も認知度もない、社員も自分ひとりきりという無い無いづくしの状況で、何もできませんでした。過去にお世話になった方にお手紙やメールを書いたり、業界動向の分析をし、時々レポートにまとめたり等、ひたすらオフィスにこもっていました。あの頃は本当に何もありませんでした。
今となっては何故だかわからないのですが、普通に考えると事業の成長というよりも、何かSomethingが立ち上がる兆しすら見えない状況にも関わらず、「日本の金融業界にはこのような機能が必要だから大丈夫」という根拠ない自信だけはあり(*)、仕事もないのに、ひたすら色々な人を口説いて、チーム作りに力を注いでいました。何も先行きが見えない状況にも関わらず、私の構想に共感し、創業期から参画を決断してくれた創業メンバーには感謝しかありません。
お蔭さまで、金融業界内外の様々な方々の共感やご支援、ご助言等に支えて頂き、ゆっくりとしたスピードではありますが、2年かけて徐々に付加価値のあるサービスを提供することができるようになり、事業としても成長しつつあるように感じています。「既存の様々なリソースを活用し、金融業界を最適化する」という理念の通り、多くの金融機関や事業会社様との連携も実現し、業界横断的な事業基盤というビジョンも現実のものとして形作ることができてきているように思います。
3年目(3期目)となる2020年度は、これまで築いてきたパートナー企業様との事業基盤をもとに、より具体的に金融機関のお客様に付加価値を提供し、その新規事業の開発・運営や事業モデル転換等をお手伝いしていきたいと考えています。また、経営・事業成長のスピードアップも意識する一方、金融業界の基盤としてふさわしい事業体となるよう、外部資金による資本調達や経営管理体制の整備等、財務面・経営管理面等の増強も進めてまいります。
引き続き創業当初の想いを忘れることなく、私たちなりに付加価値を出せるよう全力を尽くしてまいります。今後とも皆さまのご支援・ご助言を賜りますようお願い申し上げます。

(*)とはいえ、創業間もない時に、著名な占い師に「社名の字画が悪く、すぐ倒産する可能性あり」と言われ、占い師の助言通りに会社ロゴマークの「盤」の横にこっそり「‘」を加えたりもしており、今から振り返ってみると、心は弱気だったのかもしれません。昨年末のブランドリニューアルの際に削除しようとも思ったのですが、創業当初の想いや危機感を忘れないために、今もロゴマークに残したままにしています。

News Picks ダイジェスト(2020年5月25日~2020年5月31日)

2020年5月23日
【4月のNISA開設2.8倍 ネット証券5社、株安で若者流入】
大原コメント→
口座開設数が大きく増加したのは、株安で投資好機と考えた人が多かったというのもあるかもしれませんが、それよりもコロナ禍で在宅勤務が増えたことが大きな要因のように感じます。
再び安定した就業環境に戻れるのか等、状況不透明さに不安を覚える一方、・・・(続きを読む)
https://newspicks.com/news/4929217?ref=user_121187

2020年5月27日
【地銀の資産運用助言 運用基盤G、みずほ信託と提携】
大原コメント→
地域銀行の有価証券運用事業については、リスクアピタイトフレームワークに基づく適切なリスク量配賦を行う取締役会やその配賦リスク量に基づく投資運用戦略を策定するALM委員会等のレベルに専門人材がいない、もしくはそれらが適切に機能していないところに問題があるという考えを持っています。
一方、具体的な運用プロダクトを持つ資産運用会社等が・・・(続きを読む)
https://newspicks.com/news/4940605?ref=user_121187

2020年5月27日
【手続き煩雑、追随の動き鈍く 野村アセット、投信併合を完了】
大原コメント→
昨年秋のファンド情報(2019年9月23日号)でも同取組みについて紹介されていましたが、日本初の投信併合となる本案件は「投信協会が音頭を取り、野村證券、野村アセットマネジメント、野村信託銀行、NRIが数年前から進めて」きていたとのことです。
個人や金融法人等の投資運用にとって使い勝手の良いビークルである投資信託には、・・・(続きを読む)
https://newspicks.com/news/4940809?ref=user_121187

2020年5月27日
【ロボアド大手、IFAと提携 「対面」相談で安心感】
大原コメント→
提供付加価値が顧客接点でのアドバイスに移行しつつあるなか、IFA等の対面アドバイザーに期待される役割は大きくなっており、この付加価値提供プロセスを効率化するためにロボアドバイザー等のツールを活用することは今後も広がっていくと予想しています。
ただ、そこで求められる提供付加価値は、・・・(続きを読む)
https://newspicks.com/news/4941424?ref=user_121187

JAMP活動日記

日本資産運用基盤の今月を振り返る「JAMP活動日記(2020年5月)」を公開しました。
創業から2周年を迎える今月は、地域銀行向けのOCIO事業での外部連携やファイナンシャルアドバイザー協会への加盟等、金融業界への付加価値提供に向けた新たな取り組みを進めています。
JAMPの取組みや問題意識、考察等の情報発信を通じ、今後も皆さまとの意見交換をさせて頂きたいと考えていますので、3年目も日本資産運用基盤を宜しくお願い致します。
https://www.jamplatform.com/news/2020/05/31/1300/

メディア掲載情報          

■メディア掲載:金融財政事情でのインタビュー記事掲載
「金融財政事情」に代表大原のインタビューが掲載されました。
「リテール金融業界は『利潤消滅』前にビジネスモデルの転換を図れ」
https://www.jamplatform.com/news/2020/05/25/1280/

■メディア掲載:弊社OCIO事業について日経新聞で記事掲載
地域銀行向けOCIO事業でみずほ信託との連携についてご紹介頂きました。
https://www.jamplatform.com/news/2020/05/28/1291/

インフォメーション

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https://www.jamplatform.com/consultation/

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