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QWS ステージから見えた景色 ~研究者と社会を結ぶために必要な鍵とは?~

前回は全然関係のない今私から見えている景色について語ったので、今回は私が「レンタル博士」として普段活動をしている渋谷QWSという共創施設で3ヶ月に一回行われているQWSステージというイベントに挑戦した日々について書きたいと思う。


渋谷QWSとは

そもそも渋谷QWSとはなんぞや?ということで軽く説明しておきたいと思う。
渋谷QWSとは「渋谷から世界に問いかける可能性の交差点」ということで多様な人たちが交差・交流し、社会価値につながるアイデアや新規事業を生み出すことを目指した共創施設である。

そこで私たちは問いを持ったチャレンジャーとして渋谷QWSに登録されている企業や有識者に、メンバーの一人にリベラルアーツ協会代表のふなっしー君や人文系の若手研究者などとも協力し合いながら、ヒアリングや仮説検証を行い3ヶ月間過ごしてきた。

渋谷ステージでの奮闘

そして3ヶ月間の総決算として用意されているのが冒頭に話したQWSステージである。
そこでは、渋谷の生ゴミを商品化することで循環社会を作ろうと施作を続ける「渋谷肥料」というプロジェクトや私たちの日々に新しい価値観や景色を作ろうと活動している「Dramatic Dining」というアート集団など様々なプロジェクトがひしめいていた。

そんな中で私たちレンタル博士は、「学問と社会の断絶はなぜあるのか?」という問いを基に研究者と社会をつなぐマッチングプラットフォームサービスの可能性と今まで行ってきた活動について熱く語った。

そして、自分なりのベストを尽くし結果を待つのみとなったのだが、結果は残念ながら入賞できず悔しい結果となった。
入賞できなかった理由については他のプロジェクトを見ていると様々見えたものがあったが、書き出すと長くなるので割愛する。

しかし、他の方々のプレゼンを見て確実に自分に足りないなと感じたのは場慣れとより納得感と説得力のあるプレゼン構成力である。

特に私がレンタル博士にて行っている研究者と社会をつなぐマッチングプラットフォームサービスの開発という事業は、一聴すると昔から行われてきた産学連携と何が違うのかわかりにくい。

そういった点に留意した上で、自分たちの活動が如何に新しく社会構造を変える潜在力があるのかということについて、もっと力点を置いて話すべきだったと猛省し、イベント終了する前からメモ帳は次のプレゼンで修正すべき点を必死に書いている自分がいることにイベント終了時に気付いたくらいだった。

兎にも角にも、今回QWSステージという一つの催しが終わり実感したのは、ここで燃え尽きずに自分の思い描く世界に向けて走り続けることの重要性である。
というのも、今まで3回ほどプレゼン大会的なものに出たことがあるのだが、そこで活動していたほとんどのプロジェクトや活動団体が1年以内に諦めcloseしているのを見てきた。

「継続は力なり」「奇正の相生ずること、循環の端無きが如し。孰か能く之を窮めん。」と孫氏も説くように、あの手この手とやりながら、際限なく行動し続けることが勝つためには何より重要なのである。(もちろん練り込んだ戦略と共に)

ということで、じゃあレンタル博士はどんな具体的な戦略を描きプレゼンを行ったんだ?と関心を引いたところで続きは次回に回したいと思う。
そして、日本引いては世界において役割が低下しつつあるリベラルアーツについても触れていきたいと思う。

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