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仕事における他者への指摘

皆様、お疲れ様です。

我々の行動指針(Action Plan)の中には以下の文章があります。

04【士魂商才】「人徳」と「才」、両方備えて成果を最大化する
※今日のテーマは、この中で言う人徳部分

そして我々の行動規範(Core Value)の中には以下の文章があります。
・相手への思いやりを持って、誠実な発言を心がける
・相手に不快感を与えない発言を心がける
・気分や感情に左右されず、一貫した態度で発言する
・常に事実に基づき、客観的に、率直に伝える
・目的や趣旨を客観的に把握した上で発言する

こういった文章の内容と、普段の仕事の中における「他者への指摘」を上手く両立させることは、中々難しいことであるとは思います。①他者に気を遣いすぎてビジネス上必要なことを指摘できないのは、ビジネスパーソンとしてはダメです。でも②必要な指摘は積極的にできたとしても、上記の行動指針や行動規範から逸脱するようなことをしていては、こちらも組織のパフォーマンスを低下させる原因になるのでビジネスパーソンとしては同じくダメです。①と②は両極端な例ですが、誰しもそのどちらかにハマってしまう事が殆どです。でも①も②もダメ。高度にバランスをとらねらばなりません。

そんなことは分かるけどじゃあどうすればいいんだよって話かと思いますが、

A:指摘しなければならないことには目をつぶらずに伝えると意識する(①にならないように、伝えることからは安易に逃げない)

でも、

B:「伝え方や言い方」は最大限配慮して、相手を尊重するし、相手のためを想う(②にならないように、伝え方は全力で考え配慮する努力をする)

これを両方頑張るしかないと思います。

①は他者を指摘をする勇気を持たない点で、AもBも出来ていないと言わざるを得ません(Bの課題地点まで届いてもいない)。ただ①は特に何らの刺激を組織に持ち込まないのでギクシャクしたり禍根を残すことはありません(無害って感じ)。ですが、①だらけになると組織の戦闘力が著しく弱体化するので中期的には完全にNGです。

②は他者を指摘をする勇気を持ち実行している点でAはクリアしている分、①よりも前進と言っても良い点もあるのですが、一方でBが疎かになったり上手くいかないと(場合によってはあまりに攻撃的だったりすると)、不必要なギクシャクや争いが起きたり、忖度や諦め、チャレンジしたくなくなる文化等の弊害を生み出し、組織に大きなマイナス影響を与えてしまいます。 下手をすると①を大きく上回るデメリットを引き起こしかねません。

なのでAやBを意識して頑張って、①も②も変えていかねばなりません。

特にBは、言い手と受け手という大きな立場の乖離を始め様々な個人差があるので難しいのですが、それでもその努力から逃げずに、一人一人がその時々におけるベストな塩梅を模索していく必要がありますし、個人的にも言い方・伝え方はとても大切な事だと思っています。

そして、そのための行動指針や行動規範ですね。僕個人にとってもBは日々頭を悩ますほど難しいのですが、場面場面に出くわした際には上記を踏まえた意見交換や屈託のない指摘を皆様から積極的に頂ければと思います。

みんなで頑張りましょう。

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