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人事関連制度のルール変更と適切な配慮について

皆様、お疲れ様です。最近、人事関連制度や運用の一部変更がありましたが、その件について少し触れたいと思います。

まず変更をする趣旨は、「組織全体のパフォーマンス向上(と増加可能性の把握)」と「将来的な人員増加計画を立てるため」になります(それ以外には重要な理由はありません)。人員増加計画というとあまり興味がわかないかもしれませんが、皆様の今後に与える影響は決して小さくありません。

一般論として、①やみくもに新規人員をバンバン増やしていく経営と②既存メンバーのパフォーマンス向上や効率化を図り出来る限り少数精鋭を目指す経営を比較すると、

一見、①は、個々人の業務負荷をどんどん減らすことができて魅力的に写ってしまうこともあるしれませんが、それは裏側では会社の一人当たり生産性を悪化させ、個人個人のキャリアについては上がりにくいモデルへの入り口です。そのようなケースでは、今日はやるべき業務がほぼない、なんてことも度々あり、目の前の「楽」の裏側は、一人一人のキャリアの伸び悩みに繋がります(個人としてはスキルも経験もつきにくいので市場価値は上がらないし、組織も生産性・収益性が悪化する)。

ですので、既存メンバーのキャリア・チャンス(能力経験の向上やそれに伴う待遇含む)は当然に②の方が仕組み的に上げやすいはずです。②の方が一人当たり生産性が高く、責任範囲も広いわけですから、我々に限った話ではなくビジネスとしては当然の話ですね。で、我々も目指すのはやはり②です。
※もちろん少数精鋭が行き過ぎて、業務負荷が高すぎると話は別なので、あくまでも常識的な業務負荷水準に抑えた上であることは前提です

いわゆるイマドキではないのかもしれませんが、せっかく縁があって共に働く仲間達には、無駄に楽をして才能を眠らせてしまうよりは、適正な負荷で精神的にも技術的にも成長していってほしいとも思いますし、それぞれ良いキャリアを歩んでもらいたいと言う個人的な想いや勝手に感じている責任もあります(自分の子供にも教育としては負荷をかけたい派です)。

少し話を戻すと②を目指すためには、一人一人が健全な業務負荷の中でどこまで業務を回せるのかを適切に把握した上で、適正な人材増加計画を立てる必要があります(一人一人のためにも無駄に増やさない、あくまでも適正に増やす)。

ここまで趣旨を説明してきましたが、もっとも当該趣旨を満たすための唯一絶対の施策はなく、会社や状況によってどういったやり方が望ましいのかはマチマチだと思います。そして今回の変更も唯一絶対の施策ではないことは重々理解しています。

が、現在の会社の雰囲気、経営陣・管理職のマネジメントレベル、会社の業務内容、これまでの社歴の中で自然に作られてきた前例等を総合的に勘案して、今回の変更に至ったという経緯をお伝えしておきたく書きました。

その中で皆様にお伝えしたいことは3点あります。

一つは、様々な意見もあるとは思いますが、決まったルールは「そのルールが変わるまでは」一員として協力をお願いしたいこと

二つは、「組織全体のパフォーマンス向上(と増加可能性の把握)」という重要軸からブレないものであれば、具体的な施策や改善案については、是非アイディアがあれば遠慮なく伝えてきてほしいこと(より良くなるならルールは柔軟に変えればいいと思います)

三つは、今回の変更に関して、「発表から運用開始まで急すぎる」と言う指摘を頂いたのですが、実際のエピソード等を聞いて、大変もっともなご指摘で配慮が欠けていたと申し訳なく反省しております。実際に不具合のあった方へはこの場でお詫びしたく、大変失礼しました。以降、発表から運用開始までの期間について、勤怠における不具合が想定される場合はもう少し配慮できるように努力したいと思っています。

日々改善を重ね、より良くなっていけるよう、引き続きよろしくお願いします。

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