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【ルーンテラ雑記】フリービルドの歴史

こんにちは、こんばんは、keihです。

現在、レジェンド・オブ・ルーンテラ(以下、LoR)では、スタンダード、エターナルといったフォーマットがメインで遊ばれていますが、他にもいくつかのフォーマットが用意されています。

その中でも、一番イカれたデッキが多いのが、フリービルドというフォーマットです。フリービルドはランク戦ではプレイできないのですが、LoRのゲーム内大会「ルーンテラオープン」後の1週間程度の間だけ、デイリーランブルでプレイできるようになっています。

・ランク戦とは別で用意された、BO1の場合は6勝するか3敗するまで、BO3の場合は4勝するか2敗するまで遊べるゲーム内コンテンツ
・1回800シャードで挑戦できる

デイリーランブルとは


フリービルドはデッキ構築のルールが非常に特殊です。具体的には、デッキ枚数は10枚から100枚まで、チャンピオンは合計20枚まで、地域の制限なし、同じカードは3枚までとなります。

つまり、通常はできない3地域以上でのコンボを、コンボパーツだけでデッキを組んで成立させることができます。


今回は、そんなフリービルドでこれまで活躍してきたデッキを、私の観測範囲で紹介したいと思います。細かいデッキリストなどは誤っていたらすみません。


前環境

まずはこれまでの環境で流行ったデッキを紹介します。


イエティ連打

私が見た中で、一番最初に流行ったコンボデッキです。イエティをたくさん並べてカタリナで奮起する感じ



巨大ドロップボーダー

イエティが3ラウンド目くらいに5/5ユニットを連打してくるわけですが、それよりもでかいユニットが並ぶデッキがこのドロップボーダーです。

CMBACBAHKMAQMCJPAEAQCBBOAIAQIBAEAECAO6A

神秘の渦からドロップボーダーにチャイムをたくさん乗せ、偽造品で増やした後に先見で6体並べるデッキです。ドロップボーダーは19/21にもなり、それが6体4ラウンド目に並ぶので、並のデッキでは太刀打ちできません。


しかし、アンフェアなデッキには当然メタカードが存在します。例えば、闇へと続く道は、ドロップボーダーがたくさん出てきたところに使うことで全体除去できてしまいます。


海貝OTK

次に、盤面に関係なく勝てるコンボデッキがこれ

CQBQCAIEEQAQCBIMAECAOTYBAECQVPABAEAQCBBO

うかつな釣師で知りたがりの海貝のコストを下げつつ、エズリアルを盤面に置き、知りたがりの海貝を召喚。最後に偽造品でデッキの中身を道示す砂紋だけにしてから知りたがりの海貝の効果で道示す砂紋を連打して勝ちです。

このデッキは4ラウンド目にコンボ成立するので、後攻ならドロップボーダーにも勝てますが、コンボパーツが多いのと、先行のときは太刀打ちできないのが難点です。


道示す砂紋だけだと15回制限に引っかかって1ターンで勝てないため、狩りの前触れを入れた方がいいです。道示す砂紋でエズリアルのレベルアップ>狩りの前触れ+道示す砂紋で20点削りましょう。

ヤマビちゃんからの指摘を受けて注記


内部情報LO

そこで、より高速で、ドロップボーダーが決まる前に勝てるデッキが開発されました。それがこの内部情報LOです。

CEBQCAIEFYAQMAQBAEDAIFAAAEAQKBAC

このデッキのやることはシンプルで、エーコンとドランの弟子で内部情報と偽造品1枚を0マナに下げ、0マナの偽造品と0マナの内部情報を偽造品で増やしつつ、内部情報を連打して相手のデッキだけ0枚になるまで引かせます。


このコンボも4ラウンド目には9割以上で決まり、ドロップボーダー相手には3ラウンド目にカードを無理やり引かせることでコンボを成立させない事もでき、海貝OTKよりはかなり勝ちやすかったです。

しかも、たまに現れる40枚デッキにも引かせまくることで勝てるのもポイントが高く、私もこのデッキで何度も6勝させてもらいました。


LOメタキノコ

内部情報LOがメタの頂点なら良かったのですが、やはりメタデッキも登場していました。それがキノコデッキです。

CQBQCBIK34AQCBYABMBACBAIFYAQCBAFB4AQCAYCCQ

ちょっとリストがうろ覚えですが、大体こんな感じ。ティーモでキノコを埋めつつ、相手が偽造品でデッキを増やしたところにトラップ設置でキノコを大量に埋めたり、偽造品で偽造品を増やしたり、メイジ狩りの下級調査官で下げられたコストを3コストにしたりして、LOされるのを防ぎながらウミスカラベでビートダウンします。

ドロップボーダー相手にはメイジ狩りの下級調査官で耐えられますが、偽造品で時間を稼がれると厳しいものがあります。

ただ、内部情報LOには圧倒的有利が取れるのがポイントです。


前環境まとめ

このように、最初はイエティの5/5くらいで満足していたはずが、4ラウンド目には19/22が6体並んだり、海貝とエズリアルが並んでOTKされたり、内部情報でライブラリーアウトされたりします。

これらのコンボはカウンターとなるカードがいくつかあり、キノコで勝つデッキにメタカードを何枚も入れることで勝とうとするプレイヤーもそこそこいました。


個人的には押し付けて勝ちやすい内部情報LOが好みでしたが、上記の情報を知らないプレイヤーにはどのコンボデッキでもある程度勝てる環境だったと思います。



新環境

それでは、新環境ではどうなったのでしょうか?実は、追加カードがフリービルド的に非常に強力で、既存のデッキたちがほぼ壊滅しました。


スキップ登場

既存のデッキに最も大きな影響を与えたのはやはりこのカード、サンゴ礁の王 スキップ、です。

ドロップボーダー、内部情報LOは、どちらも1枚しか入っていないドロップボーダーや内部情報が拘束されると勝ち筋がなくなります。

海貝OTKも知りたがりの海貝を奪われるとエズリアルだけで勝てるほど強くはないです。LOメタのキノコデッキにも、強力な盤面を作るウミスカラベが取られると厳しいものがあります。

総じて、既存のコンボデッキは盤面のユニットに干渉するすべがなく、スキップを出されると致命的な状況になる事が多いです。


野火・爆裂バックパックバーン

また、ライブラリーアウトに対する対抗策であり勝ち筋となるカードとして、野火と爆裂バックパックが追加されました。

野火はゴー・ハードと似たような使い方になりますが、爆裂バックパックは相手に毒キノコを設置したり、チャイムで自ユニットを強化することで勝ち筋になります。

どちらもデッキ枚数を増やすことでライブラリーアウトを防げます。特に、爆裂バックパックはバーストでカードを増やせるので、ダメダメ!で無効化される心配もありません。


水面の墓穴

さらに、ライブラリーアウトの手段も1つ増えました。これまでは内部情報で大量にドローさせる必要がありましたが、水面の墓穴では、2ラウンド目にデッキ枚数が6枚以下であれば、相手のデッキ枚数を0枚にできます。

しかも、内部情報LOは最速4ラウンドかつコンボ始動に最低4枚(エーコン2枚、内部情報、偽造品)カードが必要でしたが、水面の墓穴は1枚でデッキを0枚にできます。

内部情報LOは40枚デッキに確実に勝てるというメリットはあるものの、水面の墓穴は既存のコンボデッキには高確率で勝てるカードになりました。少なくとも、コンボ成立のためにデッキ枚数を最小の10枚にする、という戦略は、水面の墓穴1枚で瓦解するリスクが生まれました。


新環境考察

スキップ、野火、爆裂バックパック、水面の墓穴の登場で、前環境で流行っていたデッキが軒並み厳しい状況になっています。つまり、デッキビルダーにとって、今はフリービルドを始めるのに一番良い環境です!


終わりに

今回はフリービルドのメタ変遷を紹介してみました。新環境はまだ始まったばかりでこれからメタが大きく動くと思われます。しかし、スタンダードやエターナルと異なり統計サイトが無いため、どのデッキが勝っているか一概にわからないです。

フリービルドはデッキビルダーが楽しめるフォーマットだと思っているので、スタンダードやエターナルに少し飽きた方はぜひ遊んでみてください。1戦が非常に短いので、史上の栄光を集めたい人にもおすすめです。


紹介したデッキたちはせいぜい10枚程度かつチャンピオンもほとんど不要なのでシャードが少ないのもポイント。残念なところは、マッチングに少し時間がかかるくらいです。


それではまた!

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