富士通研究所の小橋さんのカジュアル面談を受けてみた

前回に引き続き、今回もカジュアル面談を受けてみました。今回は富士通研究所小橋さんです。富士通といえば、最近とても労働環境が良くなっていると評判です。The JTBC (Japanese Traditional Big Company) っぽい富士通ですが、はたしてどうなのか?気になる内容を聞いてみました。

私と小橋さんは共通の友人を介して知り合いました。私と友人は同じMLOps界隈で働いていることもあり、イベントを通じて知り合いました。友人は若くて優秀な上にコミュ力が飛び抜けており、その友人の上司の方である小橋さんと3人で飲んだのが最初です。場所は武蔵小杉で、うまい焼鳥(焼豚だったかもしれない)が食べられる店でした。富士通研究所の給与体制について語った記憶があります(がお酒を飲んでいたので全て忘れました)。たしか、めっちゃ良い給料だった記憶があります。
小橋さんには、MLPP x AWS Loftのイベントで富士通から登壇者を探して紹介してもらった恩があります。その節はとても素晴らしい登壇者をありがとうございました。
小橋さんは物腰が柔らかく、ナイスガイです。私もこんな大人になりてえ!友人も「富士通研究所史上最高のマネージャー」って言ってました。

インタビュー内容

どんな会社なの?
・オフィスは世界各地にある。
・人工知能研究所は基礎研究やってる。
・今はWFHが前提
    - 出社しても良いし、その際は自宅に一番近いオフィスでも良い。
・チームのドキュメントは英語が基本
・社内の流行語は「パーパス」※カタカナであることが重要。

小橋さんは何やってんの?
・人工知能研究所で幹部をやっている。20人以上の部下がいる。
    - テーマでチームを分けている。日本に2つ、アメリカに1つチームがある。
    - 1チームはTDA (Topological Data Analytics) をやっている
    - チームはあるが、実際は国も場所も関係ない。日本在住でアメリカチームもあるし、逆もまた然り。
・方向性は小橋さんが決め、何をやるかはサブチームが決める。
    - 技術をどんどんオープンにしている
    - TDAはフランスのInriaとコラボしている。sklearnのコンソーシアムにも参加している。小橋さんはScikit-learnの富士通アドバイザリコミッティ。テクニカルコミッティも居る。
    - MITともコラボしてる。Neuroscience。ネズミを使った動物実験もしている。
    - アップデートは適宜聞く。ただしアメリカは時差があるので週イチでアップデートを聞く。

意思決定のプロセスどうなってんの?
・毎年研究テーマを決める機会がある。大きなテーマはそこで決まる。
・大きいテーマが決まったら、そのテーマの責任者を決める。小橋さんは機械学習の自動化を担当。
    - 市場調査したり、技術的な新しさや競合の多さを見ている。
    - TDAはガチンコ。時系列データでプレゼンスを出していく。
    - アメリカチームはおもしろいことやっている。乞うご期待。
    - MITとのコラボはアクティブラーニング。こいつもひとクセあるので乞うご期待。

MLOpsなにやってんの?
・富士通のベスプラを作りたいと思っている。
・インフラがある。これから強化したいと思っているので、チームを作ろうとしている。
    - k8s、mlflowは使っている。
・AI倫理やAI品質は他チームがやっているので統合していきたい。

採用はどうしてる?
・積極的に中途採用している。あまり明に宣伝してない求人もあったりする。(なのでカジュアル面談、鋭意募集中!)
・小橋さんの募集テーマは、基本的にphd持ちがターゲット
    - sklearnのコアメンバーと議論できるレベルの人材を求めている
    - 国籍不問。
・今のところ英語で技術面談している。

カジュアル面談はこちらから


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