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一本の道

もう今更どうなるものでも無いけれど
写真の他につきたかった仕事があって
それは職人さん。
できれば伝統工芸の職人になりたかった。
一本の道を真っ直ぐ歩きたかった。
絶対に行き着けないところを目指して歩く。
実際は、そんな甘っちょろいものでは無いんだろうけど
夕暮れ時に仕事を終えて外を見ると夕焼け。
さぁ、風呂に入って一杯飲むか。
その繰り返しだけれど、出来上がるものは
絶対に満足できるものではなくて
「人生、最後まで修行だ」と言ってみたかった。

実際は、その真逆。
若い頃の数年は、職人的な物撮りの写真屋だったから
モクモクと作業ができたが
それ以降の30年弱は、あたふた右往左往して
落ち着かない仕事ばかりだった。
締切ばかりが近づいて、それに向けて
場合によってはやっつけ仕事で時間優先。
イベントも多く手掛けたが
バタバタの連続で、ひとつが終わる前に
次の仕込みが入ったり、いったい何が残ったのだろうと
今になって思う。

さて、これを読まれている皆様
何か、なりたかった職業とかありましたか?

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