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面白さ・・・心象風景のエチュード

改めて考えてみると「心象風景シリーズ」の絵作りは楽しい。
目に見えるわけではないけれど
ふと思いついた面白さ。
大事にしているのは色と構成。
でも、よ〜く考えると、この絵だって
なんで池のそばでバイオリンを弾いているの?
なんてキツネが向こう岸にいるの?
池に写っているのは、太陽?月?
さらにこの風景って、昼間?夜?
自分でも分からないことだらけだけど
出来上がってみれば
言葉にはできないけれど自分の心に浮かんだのもになっている。
こういうのって分析をすれば、恥ずかしいこともあるのか?
まあ、いい。
今は「絵作りが楽しい」でいいや。

透析をしていると5時間ベッドにいる。
映画を見たり音楽を聴いたりしているけれど
いちばんの楽しみは心象風景を想像すること。
他人からみたらボ〜っとしているだけに見えるみたいだけど
頭の中はグルグルぐるぐる。
目を閉じてイメージを固めていく。
それががまとまってくると参考になるフリーの画像を探したり
小さなスケッチブックにラフを描いていく。

あまりに頭のなかでイメージ作りに没頭して
看護師さんの聞き取りの時間で呼びかけられても
気が付かない時があったりして
意識を飛ばしてしまったのかと間違われて
(透析では血圧低下でお年寄りは特にたまにある)
身体を揺すられてハッと気がついて
なんてバカなことになったりするんだけどね。

そんな時は「ごめんね、心配させて」って謝るんだけど
絵を見て貰って説明すると、みんな納得してくれて
最近は、「またkeigoさんが入ってる」なんて目で見ているよ。

辛いと思えば辛い。
そんな時でも楽しさに時間を変えることはできるんだよね。

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