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愛することーⅡ|抽象画的に描く|

先日に書いた愛すること
自分の心への愛を
書き忘れていたので
あらためて


自分の心に正直に。
な〜んて事は社会を生きていれば
さすがに簡単に言えるわけもないし
「清濁併せ呑む」ほど度量も広くないし
「清貧」を友として生きるのも無理。

それでも自分の心は愛おしい。
そんなに条件良く育ったわけでもなく
小さな頃はどうも早く亡くなった
父方のじいさんに大きな借金があり
(それもおばあさんが宗教に
 洗脳された結果が産んだもの)
始終喧嘩が絶えず
お金の事が落ち着きをみせても
おばあさんが起こす宗教のトラブルで
ボケるまで、始終居心地は悪いまま。
さらに自分のある病気で人前にも出たくなく。

そんな中、痛む心を救ってくれたのは
本。特に百科事典。
読んでいる時だけは心が落ち着いた。
痛む心を救ってくれた。
あれから半世紀以上たって
その間は、皆そうだと思うけれど
生きるのにすり減らしてきたのだから
だからこそ、いまは自分の心が愛おしい。
ちっちゃな心を痛めていた頃の穴を埋めるように
あとどのくらいあるのかわからないけれど
労ってあげようよ思う。

いい歳をした男が感傷的だな、とも思うけれど
「頑張った」って言える心だから。


Un esprit sain.
(心は健康に)

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