朝露屋

妖精の中には仲間のために働いている子もいて
「朝露屋」さんもその一人です。
妖精たちだって夜通し皆に幸せを届けに飛び回ると
朝日が登る頃には疲れてくるようで
その子達を労うために働いているのが
「朝露屋」さんです。

皆が帰ってくるまで
まだ薄暗いうちから一生懸命朝露を集めます。
前の晩から集めやすように植物の葉を整理したりで大変ですが
一番心配なのはお天気です。
雨の日はお店を開けないので良いのですが
乾燥した日々が続く時は
前の晩に魔法の粉を空気中に蒔いておきます。
集め終わったら特別に配合した花のエキスを少しだけ混ぜます。
（この花エキスの配合は、それぞれの「朝露屋」ごとに違っていて
夜通し働いた妖精達もそれぞれにご贔屓があるらしいです）
そして「皆さんご苦労さま。ゆっくりお休み下さい。」と
声をかけながら飲んでもらって美味しそうな顔をみるのが
「朝露屋」さんの楽しみです。

まだまだ妖精のお仕事はいろいろあるので
またご紹介しますね。

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妖精のお仕事シリーズとして
いつかは創作童話を作ってみたいのですが
まだまだアイデア不足なので
まずはnoteで度胸試しとなりました。
お付き合い頂きありがとうございました。