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夜の花壇・・・心象風景のエチュード

夜になってAmazon注文品が置き配で納品だよ、とのメール。

玄関前に荷物を取りに出た。
妙に生ぬるい空気感で、なんとなく心がざわめく。
普段なら家の前の道も車がそこそこ通るんだけど
今日に限って1台も通らない。
ついでに、薄暗い花壇を覗いてみる。
昼間の華やかな色とりどりの雰囲気では無い。
元気に目立っている子が静かに花弁を閉じていたり
いつも地味に咲いている子が
家から漏れてくる光を後ろから受けて妖しく咲いていたり
光が届かないところでは、どこからがどの植物か
この葉は誰の葉なのか、分からないほど暗い。
普段とはまったく違う風景。

こんな日は、狭い花壇でも夜中になれば
人には分からない物語が繰り広げられているんじゃないか
と、思ってしまった春の夜でした。


ついでに季節外れの絵を1枚。もう冬も終わりなので
描き終えていないのだけれど
これ以上アイデアがでなくなったので放出。

高校に入ってすぐ、親の転勤で長野県に引っ越し。
なんとか馬鹿な頭でも転入できたのはいいけれど
まだ山の裾のが終わっていない場所にある高校。
小さな街の駅から歩いて登っていく。
靴は底がツルツルの革靴。
毎朝、転びそうになりながら通った坂道の思い出。
寒かったなぁ。


そしてnoterのamakoujiさん
誕生日おめでとう!

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