見出し画像

憧れを持つ・・・心象風景のエチュード

何をまもなく65歳の人が憧れとか言ってるんだ
とも思うけれど、実はこれ意外と大事じゃないのか
って思うんですね。
眩しいくらいの憧れ
もちろん、いま"持てるもの"を極めるのも大事だと思う。
技術や研究してきたもの、深く思考する文学・哲学や
学問。もちろん芸術。

昔、若い頃に思ったんです。
もう還暦あたりを過ぎたら、冒険なんてしないだろうし
その場所に留まって時の過ぎるのを待つのかなぁって。
難しい顔をして今までに作り上げてきたものを
守るのかな、って。
それも良いかもしれません。

でも自分は、まだ憧れを持ち続けていたい。

現役最後の頃に出会った女性。
特に外資系のベンチャーキャピタルを
やっていた、たぶん70歳少し前の方。
「もうあたしは終わり。でもそれはビジネスだけ。
 今度はね、自分のために美しくなりたいんだ」
などと、他にも将来の話を聞いた時は
格好良いなぁ、と思っただけだったけれど
いまになって考えてみるば、美しく老いたい
という事だったのだと思う。
しかもそれは外見の事ではなくて
心根の事だったのだろう。

格好良い事じゃなくても良い。
好きな事を見つける・続けるでも良し。
人の役に少しでもたつ事なんてのはめちゃくちゃ良い。
今まで忙しくて出来なかった好きな事を深めるのも
ありだろうな、と思う。

いずれにしても時の流れに
ただ乗っかっていくのだけは嫌。
そんな事を改めて思った
ダウンした元旦の夜でした。


Aspiration à donner le vertige
<眩しいくらいの憧れ>

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?