見出し画像

雨あがりの夜空に~敬語にしてみた#2

前回は、昭和歌謡を敬語にしてみました。今回は、のぼる師匠からのリクエストにお応えし、RCサクセションの『雨あがりの夜空に』を敬語にしてみます。どうぞ、寛容な目でご覧ください。
※この曲を知らないという人は原曲にもあたってみてくださいね。

さあ、それでは早速、まいりましょう。

雨あがりの夜空に

この雨に降られて、エンジンが壊れてしまいました。
わたくしたちの愛車が、どうにもいけません。
いったいどうしたことでしょう。ねえ、かわいい車さん。バッテリーはこんなに調子がよろしいのですから、いつもどおりかっこよく走ってくださいな。
♬♪
それは、大切に扱ってこなかったこともございました。とはいえ、そんなときもしっかり走ってくださったじゃありませんか。
いったいどうしたことでしょう。ねえ、かわいい車さん。機嫌を直してくださいな。いつもどおりかっこよく走ってくださいな。
♬♪
もう知りません。いっそ馴染んだこの車が壊れるまで降り続けてごらんなさい。いつまでこの雨が降り続くか見せていただきます。
♬♪
かわいい車さん、このような夜にあなたに乗れないなんて考えられません。
このような夜に発車できないのはとても心残りです。

いかがでしたか。

車に話しかけている段階で、ビジネス敬語にはできませんが、下唇を噛みながら上目遣いにこちらを見る控え目な女性がイメージされたなら大成功というところでしょうか。

それでは、また。

世界や自分自身をどのような言葉で認識するかで生き方が変わるなら、敬意を込めた敬語をお互いに使えば働きやすい職場ぐらい簡単にできるんじゃないか。そんな夢を追いかけています。