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「真面目」ってなんだろね。

人からよく「真面目だね」と言われる。

幼いころからずっと、「真面目」という言葉の意味を知らずに、なんとなく褒め言葉なんだろうなーくらいにしか思っていなかった。

大学に通いだしてからやっと、言葉の意味に興味を持ち始めることになる。検索バーには「〇〇 定義」と打っていちいち調べるのだ。


「真面目 定義」で調べてみた。

1.本気であること。うそや冗談でないこと。 
2.まごころをこめること。誠実なこと。 


うーん、違和感がすごい。

というのも、人は私のどんな部分を見て「真面目」という印象を持つのかを考えたとき、この言葉通りに印象を述べてくれてる訳ではない気がするから。

だって、ちょっとあっただけで何に対しても本気でやるとか、真心を込めているとかわからないし、測れるわけがないじゃないかと思うのです。

「真面目」であることを否定する気はまったくありません。僕自身も、自分に対して「真面目」という要素は持ち合わせていると思っています。


僕が気持ちが悪いのは「違和感」を感じていること。

この記事を書きながら考察を深めていきます。(バイトがあるから残り時間はあと15分、それまでに仕上げねば。)


このモヤモヤはなんなんだろう?

人に「真面目」と伝えるときには「評価」として「真面目だね」と声をかけるときと、性格や風貌的に「真面目(そう)だね」というときが大きくあるように思う。

「評価」として「真面目」と伝えられるときは、主にバイトや仕事に関係するシーンで言われる場合である。

このときは違和感は特段ない。僕は暇すぎるのが嫌いなタチでじっとすることに堪え兼ねる。ちょうどいいくらいに忙しい方が心地がいいのだ。だから、誰かとワイワイ話すことなく、黙々と仕事を進めることが多い。

そんな姿は、たとえ自分でないとしても、僕自身も同じようにその姿を見て「真面目」という評価を伝えると思う。


一方で、性格や風貌としての「真面目」は仕事以外の、飲み会やイベントで会したときのプライベートなシーンのときに言われる場合、違和感を感じる。

このときに言われる「真面目」は聞き流している。笑

だって、特に初対面である場合は、私が誠実かどうか、何事に対しても一生懸命かどうかなんて、よっぽどな超能力者かなんかじゃない限り、知っているはずがないからだ。

言葉の定義で「真面目」と言ってくれているわけではないとしたらどういう意味だろう。

だいたい「真面目そう」と「そう」がくっついているところがこの場合の面白いところ。

真面目そうだと言われるようなときは、だいたい大人しくしていたり、口数が少なかったり、とにかく地味なイメージや印象を持っていることが転じて「真面目」という言葉になっている気がするというのが、今のところの結論。

実際、自分も口にするときもあるし、誰かに対して「真面目」と伝えるときは大人しそうな人が多い。余談だが、仲良くなってくると、こういう人種はいい意味で鬱陶しいやつだったりもする。ウザいし面倒くさいが、こういうやつを、僕は憎むことができない。笑


さて、落としどころを見つけなければ。

ここで言いたいことは別に何もない。日常会話においての「真面目だね」って言われる現象に対してちょっと面白いなと思ったから考えを深めてみただけだ。

ただ一つ、許しがたいケースもある。

仕事の場面において、僕に「真面目」と言ってくる人には一言言いたい。

仕事のシーンはみんなが「真面目」であることを求められているはずだ。

相対的に評価をしてくれている場合はありがたいとは思うが、リアルに仕事に対して明らかに不真面目であるやつに「真面目」と言われるときはめちゃくちゃ腹が立つ。

思わず喉まで出かかっている文句がいつも笑顔とストレスに変換されて疲れるのだが、もうなんだかね。特にバイトの場面。

僕は教育という分野に強い関心があるから、ある意味教育的な観点からも、そういうシーンに出くわしたときは、自分の感情コントロールのいい訓練になっている。

あと、大学生との出会いの時も。いわゆる大学内で真に真面目と言われるような連中以外は大半遊ぶことに一生懸命。真に真面目である人種は知的な会話を楽しむことができるように思うし、そういう人たちと話しているととても面白い時間を過ごせる。

一方で、日常遊部ことが仕事になっている人種の大半は知的な会話ができない。(一部には、めちゃくちゃ面白い人もいるし、そういう人は知的な会話ももちろんできる。天才タイプだ。もちろん好きになるタイプ。)

んで、こういうやつに「真面目」と言われる時も、僕はめちゃくちゃ腹が立つ。笑

いや、いいんだけど、お前も遊ぶことには「真面目」やんかと。

だいたいこういうやつには「陰キャ」扱いされて、インキャをオブラートに優しく包み込んで「真面目」ということで僕はお前とは違うんだよって突き放される。陰口で。笑

決して被害妄想なんかではない。れっきとした体験談だ。

ただ、同情を誘発する意図は全くない。そういう現象もあるから面白いねってことです。

誰だって、対象が異なるだけでどこか「真面目」になっている部分はあるはずなのにね。


なーんか、もったいない!

日常にこぼれている「真面目」という言葉、考えると結構面白いっす。

タイムリミットなので、この辺で終わります。

どうでもいい話を今日もみてくれてありがとうございました。






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