、、、「成功」って何ですか?
「成功したい!」
多くの人がそんな気持ちを持っているのではないでしょうか。もしくは持っていたことがあるかもしれません。中には「成功したいけど、どうせ無理だろうな……」と思っている人もいるでしょう。
僕も「成功したい!」と思っていました。ですが、それと同時に「本当は成功したいわけじゃない」とも思っていました。その葛藤に長い間苦しみました。
、、、「成功」って何ですか?
■果たしてそれは成功なのか?
言葉として「成功」を使う場面は様々です。
バスケで、フリースローがゴールポストに入れば「シュート成功」です。営業で、契約を交わすことができれば「セールス成功」です。オムライスで、チキンライスをきれいに包めれば「オム包み(?)成功」です。
これらの例を見ると、特定の目に見える成果を目指して行動し、それが実現した時に「成功した」と言えそうです。
その一方でこんな使い方もあります。
「あの人は成功者だ」
「成功できなきゃ起業する意味はない」
「お金持ちになって成功したい」
これらの場合、"特定の目に見える成果"は無いように思えます。果たしてこれらは「成功」なのでしょうか?
■与えられた成功の概念
ある分野でトップクラスの実績を上げている人を成功者と呼ぶことがあります。
アパレル業界の成功者。
自動車業界の成功者。
野球界の成功者。
どれも思い当たる人が数名いるのではないでしょうか。
このような「成功」の考え方は、"特定の目に見える成果"に対する成功と大きな違いが一つあります。それは他者との比較によって成功の是非が決まるところです。
いつの頃からでしょう。子どもの頃は気にも留めなかったはずなのに、大人になるにつれ他人と自分を比べるようになってしまいます。
もちろん競争は素晴らしいことです。競争によって人は能力を開発し、実力を十二分に発揮することができます。しかし、その競争の結果を人としての優劣として捉えてしまう節があります。
それが「他者と比較し、優れた成績を収めた人」という、誰が決めたかもわからない成功の定義を作り出しています。
私たちが追い求めていた「成功」とは本当にこのようなものなのでしょうか。
■成功の定義とは?
人間は、一人ひとり異なる尺度を持っています。掲げた目標の達成に喜びを感じる人がいれば、何気ない日々を幸せに思う人もいます。
当然「こうなれば成功」の基準も、本来は人によって様々です。少なくとも「他者と比較し、優れた成績を収めた人」ではないはずです。
成功の定義は自分にしか決めることはできません。
年間100億円を稼ぐことが成功かもしれないし、家に帰ると家族があたたかく出迎えてくれる日々を成功と呼ぶかもしれません。高級車に乗ることを成功と呼ぶ人もいるし、貧困のない社会が実現してはじめて成功だという人もいるはずです。
何を成功とするかは自分次第です。
自分で決めた成功を追い求め、自分で決めた成功に喜びを感じることが、本来の「成功」ではないかと僕は考えています。
そんな僕にとっての「成功」は
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