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丸い頭の壊れる仕様
起動してアクセスしたところで、丸い頭の中には探している “答え” なんてそもそもないのだ。それなのに隅々まで “答え” を探そうとするのは、元々そういう仕様なのだろうか。
一度アクセスしても “答え” がないのにも関わらず、また最初に戻ってくまなく最後まで探す。こんなことを何度も繰り返すものだから、摩擦で熱が発生してしまう。
一度探してないのだから、それはまたはじめからやり直したところで「ないものはない」のだ。なのになんでか、繰り返し繰り返しまた丸い頭の中を探す。そうしているうちに今まで気がつかなかったような “答え” を、突然引っ張り出すことが、あるんではないだろうかと思って探すのだろうか。
もしも、こんな無駄な繰り返しをするのが仕様であるならば、これは故障しているようなものだ。誠実に一斉に告知して、早急に修理する必要があるんではないだろうか。
それで、丸い頭の中が「カシャン、カシャン」とおかしな音を出しはじめて、終いには熱で焼きついてしまう。
そうなったら、何故だかわからんが何も “答え” がないのを埋めるように「こんなことでは生きててもしょうがないんじゃないか」で一杯になるのも困ったものだ。
探しても探しても “答え” かないなんて、そんなことあるわけないじゃないか。何億年もの蓄積された情報がタップリ詰まってるハズなのだ。きっとどこかに “答え” があるのに私がダメなせいで、何度も何度も見落としてしまっているのだ。
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