パウパーの“ぐるぐるストーム”解体新書
どうも、はじめましての人ははじめまして。そうでない人はこんにちは。けいがと言います。主にMagic Onlineでパウパーを遊んでいます。
今回は、前シーズン終了間際に登場して一部で話題となっているデッキ、“ぐるぐるストーム”について、簡単な紹介をしたいと思います。
ことの始まり
4月の上旬、異なる2名のプレイヤーが異なるリストで“Twiddle Storm”でのリーグ5-0報告をツイートしました。
おもしろそうだったので、さっそく自分でも回して遊んでみました。
よちよち歩きでかなり時間がかかりましたが、先手5キルができて、なかなか可能性のあるコンボデッキだと感じました。
デッキの基本的な動き
以下は5-0リストに掲載されたデッキリストです。画像をクリックするとMOで使えるテキストデータをダウンロードできます。
このデッキで「ぐるぐる」するのは、《夜明けの反射/Dawn's Reflection》や《市場の祝祭/Market Festival》などがエンチャントされ、タップすると4マナ以上出るようになった土地です。
《深遠の覗き見/Peer Through Depths》と《留まらぬ発想/Ideas Unbound》という2種類の「2マナの秘儀ドロー呪文」に、《精神のくぐつ/Psychic Puppetry》を連繋させます。《精神のくぐつ/Psychic Puppetry》で4マナ以上出るようになった土地をアンタップするとマナが増え、手札に新たな秘儀呪文が加わります。
秘儀呪文がなかったら《交錯の混乱/Muddle the Mixture》で変成してきます。《交錯の混乱/Muddle the Mixture》は《精神のくぐつ/Psychic Puppetry》にもなるので、デッキの重要パーツですね。
ある程度マナが出たら、《思考の流れ/Stream of Thought》を自分を対象にプレイし、ライブラリーを切削しつつ、2マナの秘儀ドロー呪文と《思考の流れ/Stream of Thought》をライブラリーに戻していきます。こうなるとコンボはもう止まらないですね。さらにマナを増やし、最終的には《思考の流れ/Stream of Thought》を相手を対象に、大量に複製して唱えて終了です。
回してみた感じとしては、《思考の流れ/Stream of Thought》を自分に使うタイミングが少し難しいと感じました。こまめに使わないと、すぐにライブラリーがスカスカになってしまい、コンボが最後まで繋がりません。あとはクリックの多さとか、連繋の処理の面倒くささとか、慣れなければならないポイントは多いですが、これは一人回しを何回かすれば大丈夫だと思います。
サイドボードは《万の眠り/Gigadrowse》や《一瞬の平和/Moment's Peace》など、各マッチアップでかなり効果的なカードをピンポイントでチョイスしていると感じました。とはいえ、このデッキがメタゲーム上で存在感を示すようになれば、対策もされるでしょうし、それに対応したサイドボードも必要になってくるかと思います。
おわりに
簡単ですが、ぐるぐるストームの紹介でした。複数の5-0報告があることからわかるとおり、実力はあるデッキであり、なおかつまだデッキの最適解が完成していないデッキでもあります。今後、どのような進化をしていくのか、楽しみでなりません。
以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。質問等ありましたらコメントかTwitterでのリプライでお願いします。
※この記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。©Wizards of the Coast LLC.※
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?