2020年Q4のパウパーのメタゲーム雑感

どうも、はじめましての人ははじめまして。そうでない人はこんにちは。けいがと言います。主にMagic Onlineでパウパーを遊んでいます。

前回の記事に引き続き、今回は『ゼンディカーの夜明け』と『統率者レジェンズ』が追加された2020年の第4四半期のMO上のパウパーのメタゲームをざっくりとまとめたいと思います。

なお、文中の有利不利等は、ほぼ全て筆者の妄想から算出されています。ツッコミ大歓迎です。

Tier1
ウルザトロン
青赤氷雪フェアリー

Tier2
青黒フェアリー
ストンピィ
ボロス（統治者、ラリー）
青単フェアリー

Tier3
呪禁オーラ
壁コンボ
親和
エルフ
バーン
続唱ランプ
青黒アンコウデルバー
白黒ペスト

・ウルザトロン
相変わらず強い。《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade》は採用されたりされなかったり。もう少ししたら採用枚数も収束していくか。サイドボードに《失墜/Fall from Favor》が採用されることも。最近はややフェアリーに押され気味。

・青赤氷雪フェアリー
《王位狙いの雇われ人/Crown-Hunter Hireling》がリーガルになったので数枚採用されていた。その後、《失墜/Fall from Favor》の登場により《大慌ての棚卸し/Frantic Inventory》を使わなくてもよくなり、線の細さが解消された。デッキリストも洗練され、一気にトップメタに返り咲いた。

・青黒フェアリー
こちらも《失墜/Fall from Favor》の登場により強化された。《紅蓮破/Pyroblast》の価値が高くなったため、青赤より劣る印象。

・ストンピィ
《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade》によりかなり厳しくなることが予想されたが、実際は《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade》をうまく使えるデッキがそこまで多くないということでなんだかんだ生き残っている。

・ボロス（統治者、ラリー）
《喪心/Cast Down》により環境の単体除去の価値が上がったため、単体除去に強いボロスラリーが復活。ボロス統治者は《予備物資/Spare Supplies》が搭載されることが多くなった。《失墜/Fall from Favor》登場後は、ボロスラリーはメインに《紅蓮破/Pyroblast》と《火の予言/Fire Prophecy》を採用したり、《急報/Raise the Alarm》を採用したタイプが登場した。また、《失墜/Fall from Favor》そのものを採用したボロス統治者も登場した。しかし、どちらもフェアリーに押されちょっと元気がないか。

・青単フェアリー
《失墜/Fall from Favor》の登場により復活。除去こそ青赤や青黒に劣るものの、飛行クリーチャーの手数と《断絶/Snap》で勝負。

・呪禁オーラ
流行の《失墜/Fall from Favor》が効かず、立ち位置はかなり良くなっている。理論上はベストデッキに近いが、デッキが理論通り動かないことが多いのが難点。

・壁コンボ
《タクタクの瓦礫砦/Tuktuk Rubblefort》を獲得し、構成が少し変化。やや強化と言っていいか。また、大量にマナが出る性質から《乗り込み部隊/Boarding Party》と《苛立つアルティサウルス/Annoyed Altisaur》を採用したパターンもある。《失墜/Fall from Favor》が効きにくいデッキだが、フェアリー苦手が定説なため厳しいか。

・親和
ほぼジェスカイ型しか残っていない。派生デッキとして、《金属ガエル/Frogmite》や低マナのアーティファクトの代わりに、《コーの空漁師/Kor Skyfisher》と《きらめく鷹/Glint Hawk》、《胆液の水源/Ichor Wellspring》を採用したタイプも登場したが、すぐに見かけなくなった。また、《失墜/Fall from Favor》登場後はこれを採用したタイプが登場した。

・エルフ
《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade》の影響を受けながらなおも見かける。

・バーン
こちらも《失墜/Fall from Favor》と《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade》が効かないが、フェアリーが多いとなると苦しい。

・続唱ランプ
マナ加速からのランデスで相手の出足を遅らせて、『統率者レジェンズ』で獲得した《乗り込み部隊/Boarding Party》と《苛立つアルティサウルス/Annoyed Altisaur》につなぐ。赤緑と、《熟考漂い/Mulldrifter》をタッチしたティムール型がある。今までのランデスデッキの弱点のいくつかが2種の続唱呪文によって解決されているが、安定感には難がある模様。

・青黒アンコウデルバー
《失墜/Fall from Favor》の登場により、防御的な青黒フェアリーのほうが明確に優勢になった。《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》と《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》どちらも《失墜/Fall from Favor》に弱いのが苦しいところ。

・白黒ペスト
クリーチャーが多めのタイプが登場。《ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpact》と統治者のみの構成との優劣は不明。

以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました。質問等ありましたらコメントかTwitterでのリプライでお願いします。