シングル61考察 〜滅びマリルリ〜
レーティングバトル・シーズン17のスペシャルレートのレギュレーションはシングル61だ。ギャンブル要素が高く、サクサク遊べるため、筆者はかなり気に入っている。レーティングバトルをやるのはさかさバトル以来だが、かなり楽しめている。独特のルールもあり、普段は使われないようなポケモンや技がよく使われるので、そういった内容を自分なりに考察しておきたいと思う。シングル61の詳しいルールについては以下のリンクを参照してもらいたい。
https://3ds.pokemon-gl.com/battle/oras/117/regulation/
なお、これらの考察はこれからちょっとスペレをつまみ食いしてみたい人が想定読者であり、もうスペレにガッツリ潜ってレート1900ですみたいな人にとってはもう周知の事実(もしくは明らかに間違ってると感じる内容)の考察であることはあらかじめ断っておきたい。
2回目以降があるかどうかは不明だが、1回目は、筆者が初めてスペレのPGLランキングを見て驚き、実際に使ってみてその強さに驚いた滅びマリルリを紹介したいと思う。
持ち物:オボンの実
特性:草食
性格:呑気 or 生意気
個体値:31-0 (or 31)-31-31-31-0
努力値:H252, B180, D76(生意気)
実数値:207-55 (or 70)-123-80-121-49
技:滅びの歌 / 守る / 熱湯 / 毒々 or ダイビング
使い方は簡単。歌って守る。ただそれだけ。それだけだが、マリルリの絶妙な耐久とルールが噛みあい、イージーウィンとなることが非常に多い。マリルリを確定2発にできず、マリルリよりもSの高いポケモンはすべてカモである。4枠目の技はほとんど使うことがないので、正解が何かはわからない。筆者は自分より遅いポケモンにワンチャンス取れる毒々を使っている。
筆者が使っているのは、特化オノノクスの毒突きをオボン込み2耐え、特化カイリューのハチマキ地震を最低乱数+最高乱数で耐え、残り特防の調整である。これでギルガルドのシャドーボールも2耐えする。目安として、強化アイテム無しの攻撃ならだいたい2耐えする。なお、呑気でも生意気でも同じ実数値になる。
最遅マリルリのS種族値50、S実数値は49であるということは覚えておきたい。例えば、このルールでヤドランを使いたかったらSの個体値は削ったほうがいいだろう。マリルリを使う際も、自分より遅いポケモン相手に歌うと簡単に負けてしまうので気をつけたい。
マリルリ対策としては、強化アイテムありの攻撃で確定2発以上にする、挑発を使うなどのほか、トリックルームで切り返す(ナッシーにやられたことがある)、穴を掘るや空を飛ぶで歌自体をスカす(ラグラージにやられたことがある)などがある。前者はともかく、後者の有用性については疑問符がつくが……。パーティを組む際にも、マリルリを確2にできないポケモンを入れすぎると選出がかなり縛られることになるので注意が必要だ。
そして、マリルリは滅び型だけでなく、オボン or チョッキ or ハチマキの普通のアタッカーも存在している。滅び型はマリルリのうちの40パーセント弱とそれほど多いわけではない。結局1匹しか選出できないのだからどこかで割り切るのは必要だが、両方の可能性をケアした選出ができればベストだろう。
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