見出し画像

深夜、1人になると音楽がやりたくなる

「リベンジ夜更かし」って言葉があるらしい。

これは昼間仕事をしたりなんだりで自由な時間がなく、やりたいことができなかった反動で仕事終わりに夜更かしをしてその時間を取り戻そうとしてしまうと言う現象らしいんだけども、まさにそれに近い現象がこれだ。

独りは良くない。
考える時間がたくさん出来てしまうから、いつも聞き流してしまっている最高な音楽の歌詞や作曲者の生い立ちなどをついつい調べてしまったり、
それとなく哀愁漂うムービーに心をかき乱されたり、
とにかく感情の起伏が大きくなってしまう。

俺は自傷癖があるので、同居人が寝静まった後高校生がバンドメンバーと曲を演奏している動画を見たり、過去の自分の動画を見たりするし、中途半端にギターを触り出してからは好きな曲を人前で弾き語りするような妄想までするようになった。

そんなことをしていると、今すぐここで楽器を演奏したい!と言う衝動に駆られてしまう

家にドラムセットもないし、ましてや深夜に演奏もできない。
同居人や隣の部屋の人に迷惑をかけれないから、ギターだって演奏できない。

俺は夜が憎いし、お金がないからって理由で音楽ができないのがもどかしくて仕方がない。
だからお金がなくても音楽やっちゃうんだと思う

お金があれば防音の部屋に引っ越してドラムセット置いて、叩きなくなった時にすぐ演奏できるような環境が欲しい

呼べば俺のやりたい曲をすぐ演奏しにきてくれる都合のいい人も欲しい

感情が高まって演奏の最中に思わず笑ってしまうような、そんなワクワクする演奏仲間も欲しい

俺は望みすぎてるんだろうか

「俺は環境とお金がないせいで才能を潰されてる」なんて自惚れた考えだけが頭を巡って、

一度出たアドレナリンがその感情に混ざって、形容し難いモヤモヤ感と高揚感が気持ち悪くて、更に寝る時間だけが少なくなっていく

だからこうして文字に起こして気持ちを落ち着かせて、少しでも早く眠ろうとするんだよ

全てを捨てて音楽だけしたい反面、全てを捨てた生活なんて考えられない。

今の俺は充分に幸せすぎる

先日、地元の新潟では12月の夜に26度の気温を観測した。これは観測史上初の気温なんだって。

いつか子供ができて孫ができる頃には、「俺がまだ若い頃には、日本には四季ってものがあってね」なんて悲哀ぶった昔話でもしてるんだろうかとか想像してしまう夜が嫌いだ

昔話しかしなくなったら音楽は終わりだ

俺はもうそんな領域に片足を突っ込んでるから、ただの老害プレイヤーになりたくなって、感受性を失いたくなくて必死になって景色や風景をかんじて、感情を感じて、歌詞を感じて生きてる。

こんな苦しいこと、あっていいのか

いいんだ、
どうせ朝起きればこんな考え全部「くだらない」の一言で片付けて仕事に向かうんだから

朝と夜とでは自分の人格が全く違うようで気持ちが悪い

こんなこと言うの厨二病みたいだけども、本当にそう。
俺は底抜けに明るい日もあるし、ダウナーで後ろ向きな日もあるし、なんか知らんけどちょっと怖い日もある

多分みんなそう。そんなの俺だけじゃない。
俺は普通の人間が抱えてる些細な悩みを、こうして恥ずかしげもなく世間に公表してしまえるだけの羞恥心のない普通の人。

感情の吐露くらいはしてもいいでしょ、馬鹿にしてくれてもいいから!

そうやって生きてるんだから

落ち着いたので、ドラムを叩きたいと言う衝動は消えました。こうやってまた歳をとっていくんだと思う

寝ます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?