:1年前の今:倒産しても、リベンジ

昨年の今頃、ある倒産企業の元社長となじみの居酒屋で飲んでいたことを思いだします。あのコロナが始まったとき、真っ先に?解散した会社さんでした。倒産ではない、ですね。失礼!その半年後にお会いしました。

解散を聞きつけて、電話しました。私の意見は「えらい」でした。2代目社長でしたから、会社存続こそが、使命でした。先代を大切に、大切にしてきた方でした。にも拘わらず、解散!です。相当な苦渋の決断だったと思います。人生、前進だけが正しいわけではないでしょう。決断できない人のよいあの社長が、コロナが蔓延し始めたとき、決断したというのは、不思議でした。先代への恩はあるでしょう!コロナだって、そんなに長引かないかも!優秀な人材もいるでしょう!男3人兄弟で、あと2人も社長業ですから、協力も得られるでしょう!・・・・そのような可能性がありながらも、あえて決断したのでした。もともと、決断できない人がよいタイプの社長さんでしたが。

半年ぶりに、お会いしてみてわかりました。だれもが犠牲をださいない、ギリギリがあの時だったとのことでした。夜逃げすることもなく、電話にもでて、タンタンを解散を実行したのです。「だれにも、迷惑をかけなかった」従業員への補償もできた。代わりの会社様の開拓をして、お客様には商品提供の継続をした。仕入先も、安心させた。そして、経営陣(親族)にも、それなりの配分ができた。自分もリベンジできる余地が残せた。世間から逃げないでよかった。とのことでした。まさに、心優しい社長の英断だったのでした。

社会人として、復活すべきときに、自分が以前からやりたい仕事を紹介されたとのことでした。すべてがハッピーでした。人生、平坦ではないでしょうが、元気にやってゆきましょう、ということで別れました。また、お会いしてみたいですね。

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