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【2021年】フィジカルコーチ必読note

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「スポーツ現場のトレーニング指導で必ず役立つはず!」と書いた記事を詰め込むトレーニングマガジン🏋️‍♀️ 大好評だった2019-2020年版に続く2021年版です!12月31日現在33…
2021年に書いた全33記事が入ってます!2022年の最新記事をご覧になりたい方はPITTOCK …
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#サッカー

【2022年末】2019〜2022年厳選5記事無料プレゼント

2022年はそれまでの数年間とは打って変わって、noteやブログ、つまり文章が書けない年でした。 新しい環境で仕事を始め、まずそこに適応することにエネルギーを注いでいたからかもしれません。 しかしこれまで数年間、遡ると2016年にブログを書き始め2019年からnoteを書き始めた計6年間、やはり書いている時期は多くのことを学べている時期でしたし、アイデアも溢れ、とにかく「もっともっと」とエネルギーに溢れていたなあと感じます。 もちろん今年がそうでなかったわけではないです

チームのウォーミングアップを日替わりで変化させる ~戦術的ピリオダイゼーションを参考にして~

チームでウォーミングアップを行う場合、どのような内容で行うでしょうか? ・全員でランニング→ストレッチ→体幹トレーニング→基礎 ・ブラジル体操→パスコン のような流れをルーティンとして行っているチームも少なくないかもしれません。 ウォーミングアップの目的が体温上昇や筋のアクティベーションなどの続くトレーニングへの準備だけであれば上記の内容でも問題ないかもしれませんが、チームのウォーミングアップの時間が1回15分だとすると、15分/日×4回/週=60分/週の時間をかけてい

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サッカー選手の最大速度を引き出すロングスプリントトレーニング

サッカーの試合で行われるスプリントは一度に30m以下の距離で実行されるものがほとんどです。 下の引用元Tweetでは平均17mとされており、また別の研究ではサッカー選手の1度のスプリントは平均2秒以下で完結するとされていることから、サッカー選手の一度のスプリントは平均して15m前後であると考えられます。 これは現場的な感覚とも一致するのではないでしょうか。 30m以上距離のスプリントはそれを実行する頻度は少ないとしても、決定的なシチュエーションと結びつくことも珍しくあり

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プライオメトリクス 【両脚・片脚エクササイズの使い分け】 足関節のバネ・股関節のパワー

プライオメトリクスは短い接地時間で爆発的・弾発的に力を発揮するトレーニング方法です。 以前の記事でも書いたように力発揮能力を高めるためにプライオメトリクスは非常に有効なトレーニング手段です。 ストレングストレーニング(筋力トレーニング)と組み合わせることでよりその恩恵を高めることが期待でき、【ストレングストレーニング × プライオメトリクス】はアスリートのフィジカルトレーニングの王道戦略の一つともいえるのではないでしょうか。 関連過去記事 ・ストレングストレーニングとプ

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サッカー選手の方向転換動作における股関節と体幹制御の関係性

先日footballistaで公開されたこちらの記事。 筑波大学の谷川先生がサッカー選手に必要な方向転換能力や、それに伴うコーチングやトレーニングの考え方を話しています。先生は大学時代の研究室の指導教員でした。 記事内で紹介されている論文で示されたのは 「状況判断が伴う方向転換走では状況判断を伴わない方向転換走と比較して方向転換動作が変化する。」 という知見であり、特に股関節と体幹の動きに着目しています。 川原布紗子(2020)光刺激による状況判断の有無が方向転換動作に

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骨盤と股関節を機能させ軸を作る「ヒップロック」とトレーニングへの応用

1日3部練、年間114日と圧倒的な量、そしてこの理論を取り入れるとFIFAランク3位のブラジルにだって勝てる事は既に証明されている。 これはエディージャパンの話だ。ジャパン・ウェイというビジョンのもと、「強みを知り、強みを伸ばす」強化を実践した。 そのプロセスとして着手したのがフィジカル強化だ。 そして、世界3位の南アフリカを撃破したのは周知の事実だ。 その理論「ヒップロック」。 本記事では日本ではまだ知るものの少ない「ヒップロック」を解説・紹介・トレーニング動画を掲

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急減速と重心のコントロール ~なぜ抜重して重心を下げるのか?~

サッカー選手にとって減速能力が重要であることはこれまでの記事でも触れてきました。 これまでの記事では「重力や地面反力の活用」「Penultimate foot contactでの減速」を主に取り上げました。 地面反力を有効活用し減速能力を高めるためには力発揮能力(筋力・パワー・バネなど)と減速スキル、コアコントロールが特に重要です。 これまで紹介して減速スキルはPenultimate foot contactでの減速でしたが、今回は重心をコントロールするスキルの一つであ

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疲労状態でのトレーニングでは体の中でどのような反応が起きているか? 「フィジカルトレーニングと生理学」

今年3月に書いたこちらの記事をつい先日無料公開しました。 僕がトレーニングを考えるときの根底にある考え方なので、より多くの人に読んでもらいたいと思ったからです。 遠藤航選手の発言から「疲れた状態でいかにプレーし続けるか」と「疲れない状態をできるだけ維持する」という2つの目的からフィジカルトレーニングを考えた記事です。 この記事では「疲労しない状態をできるだけ維持する」という視点からトレーニングを考え、トレーニング強度や質を維持したままその量を最大化することが重要であるとい

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サッカー選手のためのチューブレジステッドスプリントトレーニング ~加速能力の向上を目指すトレーニング戦略~

加速能力を向上させることは多くの球技系アスリートの願いです。 それはサッカー選手にとっても同様です。 リンク先の記事ではジャンプパフォーマンスから判定される力発揮能力の特性からトレーニングを選択する、という考え方を紹介しています。 選手個々人の身体的特性や、それに合わせてプライオメトリックトレーニングやストレングストレーニングを選択することで、効果的に加速能力を向上させることが期待できます。 記事より引用します。 CMJタイプの選手はより短い時間での力発揮能力を高め

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スモールサイドゲームの位置付け -「フィジカルコンディショニング」から考え始めない-

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サッカー選手が週初めに低強度・高ボリュームの有酸素性トレーニングを実施することは有効か?

火曜日オフのカレンダーだと、有酸素運動レベルの持久力を高めるためのメニューを組み込むスペースがなくなってしまうという問題があったんだ。 引用:片野道郎,ロベルトロッシ.『サッカー"ココロとカラダ"研究所 イタリア人コーチと解き明かす、メンタル&フィジカル「11の謎」』.footbalista, 2019, 119p. 近年、量を重視した持久力トレーニングや、ボールを使わないランニングトレーニングは、サッカー選手にとって好ましくないものとされる場合が多いです。 とはいえ実

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「身体的目標と戦術的目標を組み合わせてトレーニングする」ということ。

「身体的目標と戦術的目標を組み合わせてTRすることは簡単ではありません。」 福山シティFCの小谷野監督のツイートからの引用です。 この文章自体がある記事からの抜粋のようですが(元記事は僕は分かりません)、最近特に感じていたことだったので、今回はこれに関して書いていきます。 (小谷野監督とは直接面識はないので怒られないことを祈ります...) ■戦術的目標と身体的目標戦術的目標と身体的目標を組み合わせることの難しさは、以前「サッカーのピリオダイゼーション」をテーマにした記事

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トレーニング負荷の高さではなく、負荷の種類に目を向ける

トレーニング負荷という言葉は、スポーツ現場であれば耳にすすことは珍しくありません。 トレーニングの目的は、それが競技練習であれフィジカルトレーニングであれ、「目的とする運動パフォーマンスを向上させる」ことであるならば、そのトレーニングによる負荷が目的の運動パフォーマンスにつながる負荷であるかを検証していく必要があります。 しかし現場レベルでのトレーニング負荷という言葉は、トレーニングのきつさや強度・量の高さや多さで語られる場合がほとんどであり、そこではそのトレーニング負荷

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高い方向転換能力には「1歩前の足の接地(Penultimate foot contact)での減速」よりさらに前の接地での減速能力が重要?

高い方向転換能力・アジリティには減速能力が重要であることをこれまでもご紹介してきました。 高い減速能力を発揮するためには、高い筋力・パワーを発揮できることが重要です。 エキセントリック収縮での筋力発揮が要求されることや、短い接地時間での力発揮が要求されることから、エキセントリック収縮での筋力トレーニングやプライオメックトレーニングがトレーニング方法として有効であると考えられます。 またスキルではPenultimate foot contact(切り返し足の1歩前の足での接

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