ある日突然「人生の夏休み」が始まった時の話②

24時間365日メールチェックが要求され
(そんなことは無理なので、見られなかったタイミングで会社からメールが来ていた時は謝罪から始まる)
みなし時間を超えた残業代は支払われないような環境で
毎日必死に過ごしていたある日。

ふと気づいたら、通勤電車の中にいるのに涙が溢れていました。
その時は慌ててひっこめましたが、
その後も気づけばホームや電車で泣きそうになり、そのたびに必死に我慢していました。

それだけではなく・・・
仕事は普通にできるのに、家に帰ると言葉が出ない、
疲れているのに眠れない、食欲もない、
といった状態になっていました。

通勤電車を待つ間ホームに立っているときに、線路に吸い込まれそうになる感覚もありました。

「このままではまずい」
この感覚が残っていたのが幸いでした。
仕事帰りに寄れる病院を探し、すぐに予約を取り、仕事帰りに駆け込みました。

忘れもしない、2023年3月20日。

駆け込んだとはいえ、「何か薬でも処方されるのだろう」ぐらいに思っていました。

ところが、駆け込んが病院で医師から最初に言われた一言に、衝撃を受けたのを今でも覚えています。
最初に言われたのは・・・

「明日から仕事はしばらく休んでください。
 かなり深刻な状態です。
 会社へ申し出るのが難しければ、病院から直接連絡します。」

え、私ってそんなに酷い状態だったの!?
駆け込んだくせに(笑)、心底びっくりしました。

結局のところ下った診断は、「自律神経失調症(うつの疑いあり)」。

そんなわけで、私の「人生の夏休み」は突然始まりました。
そしてここから、ある種の「旅」も始まりました。


…………
もう少しだけ続きを綴る予定です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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