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【警察物語/500文字】本物偽物

アナタの目の前に血が付いた包丁を持った人が現われたらどうする?

戦う?逃げる?通報する?

どれも正解。

でもよく考えてほしい。

その人は血が付いた包丁を持っているだけで誰かを刺したかどうかは分からないよね。

もしかしたらその人は誰かを包丁で刺した人から勇敢にも包丁を取り上げた人かもしれない。

だったらその人と協力して真犯人を捕まえなきゃいけない。

人は見かけで判断しちゃいけないって古くから言われているけども昔の人の言葉は真芯を食った言葉が多いよね。

ハナシを変えよう。

もしアナタの目の前に精悍な顔付きをした正義感に溢れている制服姿の警察官がアナタの事を聞いてきたらどうする?

答える?答えない?

どちらも正解で不正解。

精悍な顔付きの人なんてどこにでもいるし本物にそっくりな警察官の制服だって簡単に手に入るからその人が本物かどうかは分からないよね。

世の中には警察官のフリして誰かを騙そうとする不届き者がいるから困っちゃうよね。

ハナシを変えよう。

警察官であるアナタの目の前に血が付いた包丁を持った精悍な顔付きをした正義感溢れている制服姿の警察官が現れたらどうする?

どうする?

コレは今まさに僕の目の前で起きている出来事だ。

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