「オールダイアクロンコンペ」ケイカの記録
「オールダイアクロンコンペ」とは、Twitter上で開催された、タカラトミー社製「ダイアクロン」シリーズを使ったカスタム組み換え遊びの自主イベントコンペである。「純正部門」・「改造流用部門」・「202X近代化部門」の3部門が用意された。2022年4月23日~5月21日にかけて行われ、そのエントリーは1000機体を超えるという。
ここでは、ケイカの投稿に関する思索などを公開していきたいと思う。
はじめに
私は普段、デフォルトのダイアクロンで遊ぶことが主流ですが、カスタムしたいなぁとは常々思っています。コンペティション形式イベントは、その気持ちをあと押ししてくれるいい機会になりますので、とてもありがたいです。
やはりコンペ出品ですので、「できれば勝ちたい!」というのが心情です。すでに恐ろしく高度なカスタムがTLでは見られるようになっており、制作に気後れしてしまいがちですが、そこは「えいやっ!」と投稿するしかありません。ちなみにコンペ用機体を考え始めたのは、会期が始まってからです。
いつも言っているのですが、「カスタムするためのパーツはすべて目の前にある状態にしないと、良いカスタムは生まれないものだ」と信じていますので、まずはその状態にするべく全パーツを一同に集めます(毎回、箱に片付けるのも「玩具愛」でとても良いのですが、カスタムの思索には向きませんね)。
1投稿目「トライヴァース ハイモビリティタイプ」
そんな想いを秘めつつやっとのことで投稿するのですが、あれだけ自信のあった1作目(4/25)は、どうにも得票が伸びません。私の場合、いつものことですが1作目がいきなりすごいものになることはありません。
※画像に付けているスコアは、会期終了時に私が観測したRT・いいね数です。スクリーンショットして保存していました。
2投稿目「トライアンカー<レッドアンカー>」
焦って2作目(4/25)には「過去作も投稿しよう!」となるのですが、それも芳しくありません。それは当たり前で、すでに露出していて既視感があるからでしょう。
3投稿目「ワルダグランダー<ギガンター>」
3作目(4/29)あたりから、少しずつ方向性が分かってきます。見たことのないシルエットを追求しようとなり、誰もやっていない組み合わせが見えてきます。ポッドグランダーとギガンターの融合は見たことがないとなりました。純正部門でエントリーしたものの、私のポッドグランダーの内部はオリジナルのテプラが貼り込んであり、レギュレーション違反になってしまうので、その先の展開が出来ませんでした。
4投稿目「ダイアクロンガチャ<ガチャムーバー>」
4作目(4/30)は、インパクト重視でネタに走ってしまいます。過去に好評を得たネタを煮詰め直して投稿しようとなります。過去のエイプリルフールネタで、当時も話題になったので、あわよくばとの思いつきです。
ガチャガチャをテーマにしたネタでブラッシュアップした画像を作り投稿するのですが、さすがに数年前の画像では心許ないので、新規に撮り直し、新たな機体も作成していわば2022年度版となっています。
5投稿目「トライヴァース フリーゾンビームキャノンタイプ」
5作目(5/1)には、旧ダイアクロンのチカラも借りてやれ!と姑息なことを考え始めます。ロボットベースのキャノンをどうにか使いたいなと模索し始めます。あれこれガチャコチャやっているうちにキャノンのミサイル部分がヴァースジョイントにロックするという発見をするに至ります。そのアイディアを練って、最終的には背負わせることになりました。砲撃スタイルも出来、見栄えがするようになりました。
画像は縦長になりすぎてしまって、苦肉の策でサイドにテキストを入れています…。
6投稿目「ダイアバトルスV2 G級ランサー」
6作目(5/4)はリクエストのあったタイアバトルスv2をベースにカスタムしようとなりました。かなり理想のカスタムにはなったのですが、どうにもインパクトに欠ける感じで、そんなに伸びません。結局、5作目も同様に誰しも想像のつく接続やカスタムでは爆発的に得票が伸びないことがわかってきます。
7投稿目「PS 202X アーマードバトルスV」
7作目(5/9)は、投稿していない「202X近代化部門」向けに考え始めます。誰もがやりたくて出来なかったものをカタチにすることを目標にしたのですが、作りたいシルエットが見えていますので、どうやったらそれが出来るかという明確な目標が出来ました。そのほうがカスタムしやすいのかもしれません。会期中、「どうやって繋げているのかわからない」というコメントもいただき、観た人に1個ひっかかるスパイスが必要だなと確信しました。
残り1週間
会期が残り1週間となり、バラバラにアピールしていると票が分散してしまうため、アピールする投稿を絞ります。この段階で伸びているのは4作目のガチャと7作目の202Xバトルス。部門が違う2作だったので、この2つに絞ってアピールすることに決めて、追加画像などを作成していきます。もはや出だしのインパクトは消費してしまったので、次は大量行動です。毎日、常にTLに居る作戦で、Twitterを見る時間が違う層にも訴求出来るように、リプ投稿やRTするタイミングを考えていました。
ガチャ(4作目)のほうは、途中YouTuberの開封動画風にしてみたり、ガチャマシンをコンボイに搭載してみたりと、後半のほうが頑張ったかもしれません。ガチャマシンがボレットコアの幅と同じだと発見したのも、いろいろガチャコチャ試していないと出てこないネタでした。
202X(7作目)は、202X近代化部門で入賞は5位までということで、常に順位を意識しながら追加投稿をしていました。バトルス型でしたので、バトルスで出来るカスタムはとにかく放り込む。前述の「どうやって繋げているのかわからない」といわれた脚の構造公開など、出来ることはやっていく感じです。
最終日
最終日まで、セルフRTや引用RTなどでなんとかTLに上げたり、いろいろとジタバタして、私のコンペ生活が終わりました。さてランキングはと言うと、二日前、一日前に投稿された機体がぐぐっと票を伸ばし、あっという間に上位に上がっているのを見て、期間なんて関係ないと改めて実感する次第です。
総評
今回のコンペは、グレイターの発売延期が重なり、会期延期がありました。発売延期はグレイターを使用したカスタムでの投稿ができなかったため残念でしたが、一方で会期延期のおかげでゴールデンウィークにかかったり投稿期間が延びたりと、十分な準備期間が発生しました。「時間がなかった」なんて言い訳ができません。また、締め切り二日前に投稿された作品がTLを駆け上がっていくのを見て「もっとはやく投稿していれば」なんかの言い訳も一切できそうもありません。夏休みの宿題を最終日まで残していた私としては「なかなかにシビアだなぁ」と感じました。
今回は、バトルコンボイをベースとして使用した機体の投稿が多く見受けられましたが、私的に観測した上位の機体を見てみると、やはり何か突出インパクトがないと伸び悩むのかなと感じました。巨大アッセンブルも会期中盤までのトレンドであったかなと思います。会期を通じて、異次元のジョイント組み合わせのスタイリッシュな機体に得票が集まったような気もします。(ケイカの主観ですので、実際の統計とは異なると思われます。)
色々と考察の余地があるとは思いますが、私は何より、ツイッター仲間とワイワイやりながら出来たのが本当に楽しかったです。いいね&RTくれた人、本当にありがとうございます!あとは、どれかが入賞できれば最高です。
さいごに
最後になりましたが、このような素敵な企画を開催し、集計なども大変な業務になることが予想されるなか、どんどん投稿してくれ!とモチベーション維持を続けてくださった主催者のアキヤさん、本当にありがとうございます!
コンペで散らかったダイアクロンを、最愛なる嫁さまに捨てられる前にお片付けをして締めたいと思います。
了
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