3月1日-31日|『やまぐちめぐみ作品集 新装版』刊行記念 やまぐちめぐみ作品展
49歳で夭逝した人気画家「やまぐちめぐみ」作品集が2023年秋、新たな作品を大幅に追加掲載し、増補新装版で復刊しました。本書の刊行を記念し、作品展を開催します。
本格的に制作を始めた30代半ばの初期作品から、難病を発症し自由に動かない身体と向き合いながら描いた、観るものを惹きつけて離さない優美な色彩の後期作品までを展示。
やまぐちめぐみさんの原画を一同に鑑賞できるのは非常に貴重な機会となります。やまぐちめぐみさんが命をかけて描いた作品たちに、ぜひ会いにきてください。
会期 2024年3月1日(金)〜3月31日(日)
場所 恵文社一乗寺店 書店フロア奥・暖炉上展示スペース
◎やまぐちめぐみ
1966年大阪府生まれ。30代半ばから制作活動を開始。2000年セツ・モードセミナー入学。病と闘いながら絵描き、物書きに専念し個展、グループ展に参加、多数の作品を遺す。2015年9月49 歳で永眠。2016年制作途中だった作品に絵本作家とりごえまりが加筆して完成した絵本『コトリちゃん』を出版。多くの人にその絵が支持されており、画家やイラストレーターのファンも多い。没後も毎年のように作品展が開催され、毎回大盛況となっている。
画学生風な試行錯誤を経て、色彩と形がやさしく調和した温かな作風が確立されていくのだけれど、その絵を観ている自分の心も温かくなっていることに気付くのだ。 ー奈良美智
2018年に発売された「やまぐちめぐみ作品集」は長らく絶版でしたが、雑誌『暮しの手帖』2022年夏号で「やまぐちめぐみ」が特集されたことで再び注目を集め、復刊希望の電話、メール、手紙を多数いただきました。熱望の声に応え、装い新たにした新装版として部数限定で発売いたします。オリジナル版から64ページ増し『暮しの手帖』に掲載した文章も追加掲載しながら、定価はそのまま据え置きでお求めやすい設定にしました。たくさんの方の元にやまぐちめぐみさんが遺した素晴らしい作品の数々が届くことを心から願っております。(編集担当 ミルブックス藤原康二)
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