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6月18日|映画『銀鏡 SHIROMI』京都公開記念トークイベント 【星への祈り − 銀鏡神楽 エピソード#02】

=星への祈りと神話の力=

6月17日から京都で上映がはじまる映画『銀鏡 SHIROMI』
映画『銀鏡 SHIROMI』は、縄文時代から続く山里で伝承される星への祈りー銀鏡神楽とそれを支える人々のドキュメンタリー映画です。

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映画『銀鏡 SHIROMI』の背景には、神話の世界が広がっています。かつて、わたしたちは星へ祈ることで星々とつながり、その時間軸は宇宙の運行と同期していました。星への祈りを捧げる銀鏡神楽の世界を知ることで、私たちの世界がどのようにできているかを語る神話の力をもう一度手に入れることができるはずです。

トークの前半は、映画監督の赤阪友昭が、アニミズムや陰陽五行思想、世界の神話を使って映画『銀鏡 SHIROMI』を紐解き、銀鏡という土地に残された「神話の力」についてお話しします。 そして、後半にはゲストとして都市史学者の松田法子氏(京都府立大学准教授)をお迎えして、信仰を軸にした銀鏡という土地の未来への在り方についてお話ししたいと思います。

日時:2022年6月18日(土)14:00 - 15:30
参加費:①3000円(映画『銀鏡 SHIROMI』特別鑑賞券付き)
②1500円(トークのみ)
定員:20名
こちらのご予約フォーム
もしくはお電話(075-711-5919)、店頭にてご予約ください。


<登壇者プロフィール>

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赤阪友昭
写真家、映画監督、プロデュサー。1963年大阪市生まれ。阪神淡路の震災を機に、狩猟採集や遊牧の暮らしに興味を持ち、モンゴルや北極圏など辺境への旅をはじめる。雑誌への写真と文の寄稿、テレビ番組の制作や公共施設での写真展やプログラム制作、国際文化交流プロジェクトのプロデュースなど活動は多岐にわたる。東日本の震災後は、福島の立入制限区域内の撮影を続け、記録映像を福島県南相馬市と共同制作する。映画関係では、ドキュメンタリー映画「新しい野生の地–リワイルディング」(オランダ)の日本語版を制作し、日本全国で劇場公開する。2009年より写真ギャラリー「photo gallery Sai」(大阪市福島区)を主宰。写真家で1996年に亡くなった星野道夫氏とは生前から交流があったことから、彼の死後、その遺志を継ぐようにアラスカの先住民と交流を続けてきた。特に星野道夫の盟友で先住民クリンギットの神話の語り部であるボブ・サム氏とは親交が深く、2000年12月にはアラスカ先住民族クリンギットの古老エスター・シェイを含む6名を日本に招聘し、「神話を語り継ぐ人々」と題した国際文化交流プロジェクトを共に開催する。このプロジェクトで、北海道のアイヌとの神話に関する文化交流や明治神宮での神話のストーリーテリングなどの統括責任者を担う。エスター・シェイは、クリンギットとアイヌの間に民族的な繋がりがあることを感じており、星野道夫氏は、その出会いを強く望んでいたという。また、2008年8月には星野道夫のためにアラスカ州シトカに彼のトーテムポールを立てるプロジェクトも実現する。このトーテムポールは、アラスカのクリンギットの人々に加え、日本からの数十名のボランティアや現地シトカの賛同者らがロープを引いてクリンギットに伝わる伝統的な手法で立てられた。星野道夫のトーテムポールは今もシトカの海辺で日本を向いて立っている。


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松田法子
京都府立大学大学院生命環境科学研究科准教授。博士(学術)。建築史・都市史。京都府立大学大学院博士後期課程修了。東京大学工学系研究科建築学専攻などを経て現職。スイス連邦工科大学アカデミック・ゲスト(2020)。
単著に『絵はがきの別府』、共編著に『危機と都市──Along the Water』『熱海温泉誌』、共著に『都市史から領域史へ』、『変容する都市のゆくえ──複眼の都市論』、『世界建築史15講』、『フリースラント──オランダ低地地方の建築・都市・領域』など。
土地と人の関係に関心を寄せ、空間・社会・技術・建築・歴史などの生活文化的側面と、風景・景観・場所のイメージなどの美学的側面から調査研究を行う。
東日本大震災後は、「地-質からみる都市と集落」、「汀の人文史」、「都市と大地」、「生環境構築史」などを研究テーマに掲げ、人の環境構築の歴史と、そこに営まれる空間及び共同体の形を長期的時間と共に考察する。
現在の主な研究フィールドは、丹後半島の宮津、紀伊半島の漁業(海付)集落群、スイスアルプスの山岳集落・都市など。
http://www.matsuda-lab.net
https://hbh.center/

本トークイベントでは、全国の上映館いずれでもご利用いただける、お得な映画特別鑑賞券付きでのご参加申し込みも受け付けております。この機会にぜひ。
※当店での本作上映の予定はございません。京都では「京都シネマ」にて6月17日(金)より上映されます。上映時間、終映日等は上映館までお問合せください。

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