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2月23日-3月1日|写真集 Kiss 刊行記念展「KISS」

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ある日、本棚を眺めていて気がついた。本は開くと物語が動き出すけれど、閉じている時間の方が圧倒的に長い。当たり前のことだけど、それに気がついた時、閉じている時間にこそ物語がある本を作りたいと思った。
本を閉じている間、向かい合うふたりはキスをする。キスをしている時間を私たちは見ることができない。
この本は、閉じて読む本である。



2021年2月23日~3月1日(最終日は、16時まで)
写真集 Kiss 刊行記念展「KISS」<出展者>
恵文社一乗寺店 ギャラリーアンフェール


企画:しんご/写真:まどか

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作家さんより頂きました

今回の展示は、10年ほど前に思いついた本のアイデアを形にした写真集の刊行を記念した展示です。

この本は、本棚でずっと開かれずにいる本の気持ちになって生まれたアイデアを形にしたものです。本を開くと向かい合うふたりが離れ、閉じるとキスをします。キスをしている瞬間を私たちは見ることができません。この本は、閉じてる時間に想いを馳せる、閉じて読む本です。

このアイデアを形にするにあたり、撮影は写真家のまどかさんにお願いしました。いろんな季節の空気を入れたくて、一年かけて50組の方々をフィルムで撮影していただきました。まどかさんのあたたかくてやわらかい写真と、ぼくのアイデアが合わさって完成した一冊です。本の違った視点をご覧いただける作品になっているので、ぜひご覧いただきたいです。


制作にあたって考えていること

自分が見つけた視点を誰かと共有したい気持ちで作品を作っています。
特に表現方法を限定してはいませんが、どんなコンセプトでも、見る人が楽しめるようなアウトプットをするよう心がけています。

アイデアは人よりも思いつくのですが、それを表現する技術が足りないことが多いです。それをネガティブに捉えずに、いろんなアーティストとコラボレーションするきっかけと捉えて、積極的に作品や商品を作っています。
自分ひとりで作るよりもはるかにおもしろい作品になることが多いです。

今回の作品も、本のアイデア自体はずっと持っていましたが、
自分で撮影するのはつまらないと感じていて10年も放置していました。
いつか作りたいと思い続けている中、やっと一緒に作りたいと思える写真家さんに出会えたので声をかけさせていただき実現しました。




しんご/企画
服をつくったり、絵を描いたり、デザインをしたり、粘土をこねたり、コラージュをしたり、イベントを企画したり、とくにジャンルを限定せずにやりたいことをやっています。
https://zibun100.com
instagram:@1000000cm


まどか/写真
写真家。人物撮影が何よりも好きで、優しくて温かい写真を撮るのが得意です。
自分にしか撮れない、独特な距離感があると思っています。
instagram:@madoca_uchimura 


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恵文社一乗寺店

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