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11月11日-11月24日 | 川地あや香 金工展

金工作家・お菓子作家として活動する川地あや香さんの展示を3年ぶりに開催します。

東京から四季の深い山形へと移住され、今年で11年になる川地さん。お子さんの成長を見守りながら、自分と家族のためにごはんとおやつを作り、カトラリーやトレイ、お菓子作りの道具を拵えられています。

川地さんの作品は、日々の暮らしの中にあって毎日手に取りたくなるような素朴な温かみが魅力。とっておきのときに活躍する、そんな使い方も素敵ですが、毎日の食卓にそっと溶け込む肩肘張らない景色がよく似合う作品です。

金工のカトラリーと言うと一見して固くて冷たい印象を抱く方もいらっしゃるかもしれませんが、高温で熱して叩く工程を何度も繰り返して生まれた作品は手仕事の温かみを纏った優しい表情を見せてくれます。

歴史を紐解けば弥生時代にまで遡る日本の金工。今の技術には、刀の飾り金具を作る技術から多くを受け継いでいるのだそう。そこには武具・仏具・器や茶器など時代の流れに沿って形を変えながら私たちの生活に寄り添ってきた歴史があります。

ものづくりは地道な作業の連続。だからこそ、息抜きも大事に。季節のうつろいに寄り添って、自然に暮らし、仕事をする。今回の展示では、台所や食卓を彩る金工作品とともに、その自然な空気感も感じていただければと思います。

会場では、川地さんに選んでいただいた書籍もご紹介します。子育てについて、暮らしや生きることについて、どれも今の川地さんにとって思い入れのある書籍。それぞれにはご本人によるコメントも寄せてくださっています。ものづくりの背景にある、パーソナルな一面にも少し思いを馳せていただけると嬉しいです。

川地あや香さんより

カトラリーやトレイなどの金工作品を販売します。
金づちで打ち出したスプーン、真鍮やアルミのプレートなど
食卓を豊かに彩る作品たち。
真鍮のクッキー型やコーヒーメジャーなど、
台所仕事が楽しくなる品が並びます。

金工作家、兼お菓子作家。2012年に山形県に移住。スプーンや製菓器具など食まわりのものを制作しながら、お菓子用のアトリエも構え「カワチ製菓」としての活動も。(今後再開予定)シンプルで温かみのある金工作品と、滋味深い素朴なお菓子が人気を集める。食や作品制作を中心にした小さな暮しの記録を、ウェブサイトやvoicyで日々発信している。NHK「美の壺」では、「豊かな輝き 金工」の回へ出演。


【ご来場予定のお客さまへ】

入店順は開店前にいらっしゃる方でくじ引きをさせていただきます。
早く来られた順番は入店順に関係ありませんので、どうぞお時間に合わせてお気をつけてお越しくださいませ。

開店後は、混雑の具合によっては入場制限を設けさせていただく場合がございます。

なお、ご購入に際しまして個数制限を設けさせていただきます。また、一部の作品は会期後お渡しとなり、配送をご希望の方へは送料が発生いたします。

お電話やメールでのお取り置きはご遠慮願います。ご了承ください。

お願いごとばかりで誠に恐れ入りますが、どうぞご理解・ご協力をお願いいたします。
より多くの方にご覧いただき、お手に取っていただけますと幸いです。

※11/13 追記
【ご購入制限数につきまして】

初日、会期を通しての制限数とご案内させていただいておりましたが、
一日あたりの制限とさせていただくことになりました。こちらのご案内不足でご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

すでにご来店された方には重ねてお詫び申し上げます。

また再来店・ご購入可能となりますので、どうぞご来店くださいませ。24日14時まで、お待ちしております。

・HP http://kawachiayaka.com
・Twitter @kawachiayaka
・Instagram @kawachingkawachi 

川地あや香 金工展
2023年11月11日-11月24日(※最終日は14時まで)
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー

(担当:岡本)

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