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12月20日-26日|いちろう 清原遥 仲西森奈 展「眼は見えて耳は聴こえて息をしているはずだけど眠りたりない」

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2022年12月20日(火)~26日(月)
11:00~19:00(最終日は16:00まで)
恵文社一乗寺店ギャラリーアンフェール
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<特別企画>絵を描いて次に繋いでまた書いているのだけれど作りたりない

2022/12/20(火)~24(土) [A]13:00~ / [B]13:30~ / [C]14:00~ / [D]14:30~

料金:おひとり3,300円
*予約優先制(おひとり30分程度)
*おふたり以上の場合も、おひとりずつの制作となります。
*その他の時間帯でも作家が在廊している場合は対応可能です。
*短歌は、絵とは別の紙に作家が書きます。

ご予約方法:ichirou1993@gmail.com
*【お名前、希望時間(A~Dから第三希望まで)、電話番号】を
明記の上、メールでお申し込みください。
*作家からの返信を持ってご予約完了となります。
当日はお気をつけてご来場ください。

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このたび、恵文社一乗寺店 ギャラリーアンフェールにて、イラストレーターのいちろう、テキスタイル作家の清原遥、文章作家の仲西森奈で、3人展を開催する運びとなりました。

 イラスト、テキスタイル&ドローイング、テキスト。それぞれが選び、そして選び続けている表現方法を持ち寄って、個別に作られた作品から連想を繋げてさらに別の作品を個別につくっていき、それらを重ね合わせたり、バラバラなまま編んでみたり……という、裁縫のような、あみだくじのような、あやとりのような、ベン図のような形で出来上がっていったものたちを展示します。

『眼は見えて耳は聴こえて息をしているはずだけど眠りたりない』という展示タイトルは、仲西森奈により書き下ろされた短歌です。その歌をもとに、いちろうがイラスト、清原遥がドローイングを制作し、一枚に重ね合わせたものが、本展示のDMとなっております。

文章で説明しようとするとこんがらがってしまいますが(あやとりのように)、眼で見て、耳で聴くと、思ったよりすんなりと脳に届くはず。なんでも十把一絡げに語ってしまうのはよくないですが、そういうものって案外多いような気がします。「見せておきたい景色がずっと募って/写真じゃ切り取りきれないから/話せば白々しくなるから/連れて行きたい気持ちになります」と、イルリメが「トリミング」という曲で歌っていますが、圧倒的な景色というものは常に記憶の中にしかありません。あのときの朝の自販機。駐車場にたむろする毛並みの荒れた猫。雑居ビルに張り付いた広葉樹の影。すこしずつ尾根に隠れていく雲。やけに大きなマクドナルド。海。天井のたかい銭湯。スコップの先で切断してしまったミミズ。鉄骨だけが聳える町。しずかな雑踏。キオスクのカロリーメイト。行くことのない焼肉屋。もう潰れてしまったHMV。そこで生まれてはじめて買ったシングルCD。「それぞれひとつのlife/それぞれが選んだstyle」。下敷きや教室の机やノートの端にRADやミスチルやコブクロの歌詞を書き写していたクラスメイト。それを見ていたわたし。それを見ていたあなた。息をしているはずだけど眠りたりない。そんな感じです。何卒よろしくお願いいたします。

いちろう
イラストレーター
京都造形芸術大学美術工芸学科卒業。
第223回ザチョイス入選。
角川文庫-丁海玉著「法廷通訳人」装画。
講談社-群像 くどうれいん連載エッセイ「日日是目分量」イラスト担当中。
 
清原遥
テキスタイルの作家
京都造形芸術大学空間演出デザイン学科中退。
京都市立芸術大学美術学部工芸科染色専攻卒業。
textile=drawing+playingをテーマに
主に布や絵の作品を発表しています。
晴耕雨続な日々を送るのが理想です。
 
仲西森奈
文章の作家
京都造形芸術大学文芸表現学科卒業。
著書に、『起こさないでください』
『そのときどきで思い思いにアンカーを打つ。』
(共に、出版社さりげなく)、『日記』(私家版)。
その他の活動に、音楽グループ□□□(クチロロ)契約社員、
朗読バンド筆記体主宰など。
2014年から毎月1枚証明写真を撮っている。
 


 
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