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12月3日|奥誠之×高田マル トークイベント「絵の話を書くこと、聞くこと、話すこと――『ドゥーリアの舟』と『忘れられない絵の話』を読み比べる」

今年六月の『ドゥーリアの舟』の増刷を記念して、現在各地の書店を巡るツアー展覧会を開催するなかで、著者の奥誠之さんはその土地で制作するアーティストとトークを重ねています。
恵文社一乗寺店では、『忘れられない絵の話』の編著者であり、絵画検討社という一人出版社を主宰する画家の高田マルさんとトークを行います。

2022年に刊行されたこの二つの書籍『ドゥーリアの舟』と『忘れられない絵の話』は、どちらも画家が書き綴った、絵(あるいは絵画)を基軸にした人々の話が収録されています。
かたや誰かにとっての忘れられない絵の話の聞き取り、かたや自身が絵描きになるまでの自伝的なエッセイ集という違いはありますが、どちらの本も美術の制度の中ではなく、暮らしの営みのなかでの絵の話に焦点が当てられています。
対談では、著者二人がそれぞれの本の制作で得られた経験について語り合います。

<開催概要>
■話し手:奥誠之、高田マル
■日時:2023年12月3日(日)14:00開場 / 14:30開始(16:00頃終了予定)
■会場:恵文社一乗寺店COTTAGE(ハイブリッド配信)
■定員:30名
■料金:1,000円 (会場参加者はポスター付)

・当店会場ご参加の方はこちらのご予約フォーム
 もしくはお電話(075-711-5919)、店頭にてご予約ください。

・本イベントはオンラインでの配信も行います。
 お申し込みはこちらのページにてお願いいたします。
(オンライン配信の受付は12/2の23:59に締め切らせていただきます)


<登壇者プロフィール>


奥誠之
1992年東京都生まれ。声と絵の具、発声と筆致がイコールになるような表現を求めて絵を描いている。2022年より、社会や暮らしにおける人と芸術の居場所を考えるための展覧会・読書シリーズ「Homemaking」を企画する。主な展覧会に「Homemaking#1 回想/保存」(トタン、東京、2022年)、「小さな部屋に絵具を渡す」(room&house、東京、2021年)、「ドゥーワップに悲しみをみる」(blanClass、神奈川、2018年)など。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。2022年6月にエッセイ作品集『ドゥーリアの舟』(oar press)を刊行。翌年6月に第二刷となり、増刷を記念して沖縄、東京、福岡など各地の個人書店等をめぐる展覧会ツアーを現在開催中。本イベントもこのツアーの一環として開催される。


高田マル
1987年神奈川県生まれ。画家。⼀⼈出版社「絵画検討社」代表。⼈はなぜ絵を描き絵を⾒ることを欲するのか、制作を通して考えている。2009年日本女子大学文学部史学科宗教学専攻卒業、2012-2015年美學校にて複数の講座を受講、2022年より京都市立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修士課程。2016年より、なぜ現代においてなお絵を描くのか同世代の作家と話し、展示等を行う「絵画検討会」呼びかけ人。展示多数。2020年に一人出版社「絵画検討社」発足。編著に『21世紀の画家、遺言の初期衝動 絵画検討会2018』(2020年)、『忘れられない絵の話 絵画検討会2020-2021』(2022年)。


また、12/1より書籍フロアにて『ドゥーリアの舟』増刷記念展を開催中。
沖縄、東京、福岡、広島の独立系書店 / ギャラリーを巡り、この度当店でも開催していただけることになりました。

人や動物がひとりきり、または寄り添っているように描かれる混色の画面は日に当たると彩度を増し、窓辺の光、ランプの灯火、生活のなかで表情を変えていきます。書棚に収まるほどの小さな絵画。暮らしに溶け込むようにして絵が動いていくことは、日々に小さな水路をつくることかもしれません。

冬にあう、穏やかな光の灯る展示となりました。こちらも併せてぜひ。開催は2024年の1/15まで。


<ご来店の皆さまへ>
・状況に合わせマスク着用と咳エチケットにご協力をお願いいたします
・手指の消毒(会場に設置しております)
・大きな声でのお話はご遠慮ください
・発熱、体調不良、風邪の諸症状が見られる場合のご入店はご遠慮ください
・会場内が混雑する場合は、入場制限等をさせていただく場合がございます


(担当:韓)

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