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5月10日-23日|NIMAI NITAI展「白布の中の花束」

[会期] 2022年5月10日(火)~23日(月)11:00~19:00(最終日は16:00まで)
[会場] 恵文社一乗寺店ギャラリーアンフェール


2022年1月から2ヶ月ほど、インドを2年ぶりに訪ね、ニマイニタイの服づくに携わっているインド各地の職人や作り手の女性たちに再会することができた。

朝は農作物を育てながら、午後から糸を紡ぐという女性は、日中の暖かな時間に水風呂をあびたのか、髪は束ねられずに濡れた長い髪を風にゆらしながら家の屋上階で太陽の日にあたりながら糸を紡いでいた。

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白髪で痩せた老人とも言える男性は、ガンジーのような丸メガネをしながら、しわしわの大きな手で慣れた手つきで縦糸をはっていた。織機の周りには必要なシンプルな道具と、壁に貼られたヒンドゥ教の神が描かれたポスターは四隅の一つがいつ外れたかわからない具合で年月を物語っていた。

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インドの布やニマイニタイのつくる服は、彼らの文化、宗教、とりわけ日常と密接につながり、彼らの生活の中で生まれた布であることを今回の旅で感じた。

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久しぶりにインドの風をくぐったニマイニタイの洋服を、恵文社一乗寺店さんでご紹介できることを楽しみにしています。

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2022年のテーマである「白布の中の花束」。

これは、詩人であり織り工であったカビールからインスピレーションをうけてテーマにした言葉です。
カビールは、ヒンドゥー教の寡婦によってヴァラナシー郊外の池に捨て子されていたのを不可触賎民の織物工でイスラーム教徒のニールとニーマー夫妻に拾われて育てられたという一説があります。

カビールも織物工として一生を終えますが、学歴がなく耳学問で諸宗教家に訪ね回り、ヒンドゥー教とイスラム教の影響を受け、カースト批判や一神教等の思想を広め宗教改革者として有名になったそうです。

カビールが亡くなる時、ヒンドゥー教徒とイスラーム教徒の両教徒の弟子たちが葬儀の方法を巡って争いが生じ、あわや宗教騒動が持ち上がろうとしたとき、天上から師であるカビールの声が聞こえたといいます ー

「無益な騒動をやめて、遺骨に着せてある白布(インドでは死骸を布で巻く)を取り去り、その下にあるものを両教徒で仲良く分けるが良い」と。

そこで弟子たちがその布をとると、中は花束であった、そんな逸話です。
両教徒はそれぞれ、師の教えを忘れて争ったことを心から恥じ、お互いに肩を抱き合ったといいます。

世界で起きている争いも白布の中の花束が気づかせてくれたように、視点を変えることも大切なのではないか。現地で布や人にふれ、改めてそんなことを感じました。

インドの布、そして新作をお届けできることに感謝を込めて。

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NIMAI NITAI (ニマイ ニタイ)

https://nimai-nitai.jp
https://www.instagram.com/nimainitai_jp/
https://www.facebook.com/nimainitai.jp/

会期中の週末は隣接するコテージにて、
関連イベント「インド喫茶&食堂」もオープン!
あわせてどうぞお楽しみください。


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