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10月26日-11月1日|宇納未歩+平尾英祐 『肘掛椅子の西陽』

ギャラリーアンフェールにて、宇納未歩さんと平尾英祐さんの二人展を開催します。

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日々を暮らす中で、直感的に見つけた形をモチーフにしています。
なんとなく具象と抽象の間を探りながらいつも制作しています。これはなんだろう?きっとあれだな。と想像してもらえたら嬉しく思います。
昨年から取り組んでいるのは、帆布生地にプリントした作品です。
理由を言葉にするのが難しいのですが、布がすきだなと気づいたのがきっかけで、真っ白ではない背景は、どんな色もすっと受け入れてくれる気がしていて気に入っています。
今回の展示では、昨年展示していた作品と新しい作品を合わせてご覧いただければと思っています。
(宇納)

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木版画、そのなかでも「彫り進み」という技法を表現の核のひとつとして制作を続けてきました。
彫り進みでは、一枚の版木上で「彫っては摺って、摺っては彫って」を繰り返しながらイメージを探るうちに、色面に柔らかさと複雑さ、空気の層が生まれてきます。1ミリにも満たない厚さの和紙に計り知れない奥行きを感じさせてくれるのです。
日常を共にする道具などをモチーフに描くことが多いのですが、彫り進みが与えてくれる奥行きによって、個々の佇まいがみえるようになり、そして物語が始まります。
絵本が制作の原点にある僕にとっては、これからも追究したい技法です。
(平尾)

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2021年10月26日(火)-11月1日(月)
11:00-19:00(最終日は16:00まで)
恵文社一乗寺店 ギャラリーアンフェール


宇納未歩

1995年 京都府生まれ
2018年 愛知県立芸術大学デザイン専攻卒業
2020年 個展『HOUSE THINGS』三重・伊勢現代美術館
右京区京北町で自然に囲まれた日々を送りながら、主にシルクスクリーンプリントを扱った制作活動をしている。

instagram:@mihounoh

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平尾英祐

1996年 京都府生まれ
2018年 武蔵野美術大学油絵学科版画専攻卒業
2018年 三人展『Three Little Birds』京都・ギャラリー五十歩
2019年 個展『詩集を抱いて』京都・恵文社ギャラリーアンフェール
2019年 個展『バカンス』大阪・レトロ印刷JAM
2020年 個展『low flames/bloom』京都・ba hutte
京都の雑貨店アンジェ河原町店に勤めながら、絵本を制作の指針に、木版画のなかでも「彫り進み」「裏摺り」という技法を中心に制作を続ける。

instagram:@ehprinting

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<ご来店の皆さまへ>
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