京都記念🐎事前考察‼️


ではまず1の
阪神内回りコースに
対応できるかについて考察致します。

宝塚記念が行われる同コースは
直線が360m程の造りで
基本的に追い込み馬には
厳しいコース形態になります。

週末の天気予報次第にはなりますが
良馬場の場合は開幕週馬場も重なって
時計の高速化は考えられうる事象です。

ではこの阪神内回りコースの特徴を
ラップ傾向に合わせて考察していきます。
重賞2つに3勝クラスの条件を見てみましょう。
最終的に重要要素は2つに分けてお伝えします。

2022年 宝塚記念 2200m
前半5F=57.6

12.5ー10.4ー11.0ー12.1ー11.6
12.1ー11.9ー11.8ー11.9ー12.0
12.4

    4角進路  4角位置取り
1着   2列目    4番手
2着   1列目    5番手
3着   2列目    6番手

2022年 チャレンジC 2000m
前半5F=57.7

12.6ー10.6ー11.6ー11.6ー11.3
11.9ー11.9ー11.6ー12.2ー12.2

    4角進路  4角位置取り
1着   2列目    2番手
2着   2列目    5番手
3着   大外     8番手

2022年 オリオンS(3勝クラス 12.11) 2200m
前半5F=60.7

13.0ー11.1ー11.6ー12.6ー12.4
12.0ー12.2ー12.1ー11.7ー12.0
12.4

    4角進路  4角位置取り
1着   大外     6番手
2着   1列目    4番手
3着   1列目    2番手

ではこの事から何がわかるでしょうか。
開催時期的に3レース全てが
開催が進んだ馬場でのレースとなっている中で
4角の進路は内から1〜2列目が殆ど
進路取りも4角5番手以内が
好走に繋がっております。

阪神内回りコースの特徴として
外外を回す競馬は
かなりの地力がない限りは厳しいコース形態です。

現に対象レースでの大外回し2頭は
デアリングタクトとスタッドリーで
前者は言わずもがなの地力馬
後者も次走のAJCCで6着にはなりましたが
いきなりのG2戦で
仕掛けどころ次第では上位があった内容でした。

まず1点目として重要な事は

4角を内から2列目以内
加えて4角を前から数えて5番手以内
この立ち回りが好走には求められます。

続いて2点目になりますが
良馬場の場合は
開幕週馬場も重なって
速いペースを追走して終い伸び脚を持続できる
高い追走力が求められるという点です。

現に宝塚記念もチャレンジCも
前半5Fが57秒台と
非常に速い時計になりました。

しかし差し馬のみの決着にはならず
先行馬が絡んだ決着となりました。

要は
道中の速いペースを走っているだけで
一杯、一杯の馬には
厳しいコース形態が阪神内回りコースです。

例えば
ヒシイグアスやエヒトなどは
このようなペースに強いですが

エフフォーリアは
大阪杯、宝塚記念と
体調は少し低調だったとはいえ
結果を残せていないコースです。

道中落ち着いた流れが挟まるコースと
終始脚を使い続けるコース。
ここには適性の差がでます。

しかしこれに関しては
天気と展開次第ですので
そこを深掘りする必要は残ります。

では重要事項のまとめです。

=2023年 京都記念 重要事項=

1 4角2列目以内、5番手以内の馬を狙え
→コース形態からこの立ち回りが極めて重要。
 枠順や枠の並び、脚質などを要チェック。

2 追走力勝負に対応できる馬を狙え
→このコースでは瞬発力ではなく
 持続力と道中の追走力が重要になる事が多い。

今回は以上の2点に致します。

=全頭診断+調教=

01マテンロウレオ 父ハーツクライ 56キロ

中山金杯5着からの参戦です。
この馬の前走は枠順と展開が向かずの1戦で
重いハンデを背負いつつ頑張った5着でしょう。
冬場の力の要る馬場に強いので
開幕週馬場は若干気になる所ですが
脚質や持続力の高さはコースに向いている印象です。
稍重程度の馬場になると
一気に主役級で
良馬場でも水準以上の評価を打ちたい1頭です。

コース適性=A
  能力値=A
  追走力=B
   調教=B+

02ラストドラフト 父ノヴェリスト 57キロ

有馬記念13着からの参戦です。
この馬は基本的に時計のかかる馬場で
差し脚を伸ばすタイプで
開幕週馬場は相性がよくない印象です。
道悪で時計がかかった場合のみ
抑えるか考えたいと思います。

コース適性=C
  能力値=B
  追走力=C
   調教=A -

03ウインマイティー 父ゴールドシップ 55キロ

有馬記念6着からの参戦です。
この馬の前走は馬場の傷んだ内を勝負所で走り
最後まで伸びての6着と内容自体はまずまずでした。
注目ポイントは
マーメイドS勝利の内容で
追走力十分にコース形態を活かして勝利しております。
今回は極端な枠を引かなければ
十分1発ある1頭で印は必ず回したい1頭になります。

コース適性=S
  能力値=A
  追走力=A
   調教=B+

04アフリカンゴールド 父ステイゴールド 58キロ

日経新春杯9着からの参戦です。
この馬の近走は
瞬発力の求められない舞台でも
離される内容が続いております。
昨年は56キロ+稍重馬場のSペースと
かなり条件は向いた1戦でした。
コース適性は問題ないですが
地力の面で狙いにくい印象は残ります。

コース適性=B
  能力値=C
  追走力=B
   調教=B -

05キングオブドラゴン 父ハーツクライ 57キロ

中日新聞杯2着からの参戦です。
この馬の前走は
久々に逃げの手にでませんでしたが
時計のかかる馬場を活かしての好走でした。
今回はコース形態は悪くないのですが
開幕週の速い時計になると疑問が残ります。
雨が降り馬場が悪くなり
上がりがかかれば抑えます。

コース適性=A
  能力値=B
  追走力=B
   調教=A -

06ユニコーンライオン 父ノーネイネヴァー 57キロ

ジャパンカップ16着からの参戦です。
この馬は2走前の福島記念で復活勝利を上げました。
元々阪神の内回りコースは
展開次第では1発ある1頭で
逃げ馬2頭が矢作厩舎と
少し不気味な存在です。
主戦騎手の坂井騎手もこちらの馬に騎乗予定で
同厩舎のキングオブドラゴンが
極端なペースを刻まなければ
馬券内の可能性は見出せます。

コース適性=A
  能力値=B
  追走力=B
   調教=A -

07マイネルファンロン 父ステイゴールド 57キロ

アルゼンチン共和国杯15着からの参戦です。
この馬は外差し馬場で
時計を要する決着向きの1頭です。
今回はその点
良馬場ならば馬場的に苦戦が想定されます。

コース適性=B
  能力値=B
  追走力=B
   調教=B

08プラダリア 父ディープインパクト 57キロ

日経新春杯3着からの参戦です。
この馬の前走は
外外を回した分、終い少し足りなかった印象です。
行き脚はついており、道中少し下がりましたが
休み明けの1戦としては内容は十分でしょう。
速いペースを追走して
終い脚を使うレースは
青葉賞で経験済みで
今回も水準以上に評価できる1頭です。

コース適性=A
  能力値=A
  追走力=A
   調教=A

09キラーアビリティ 父ディープインパクト 56キロ

中日新聞杯1着からの参戦です。
この馬の前走は枠順の恩恵が大きく
ロスなく立ち回った事が好走に繋がりました。
近走は少し位置が後方からの競馬が続いており
今回に関しては
もう少し前目での立ち回りが求められます。
内枠ならば可能性は残りますが
外枠だとロスが大きい競馬になりそうです。

コース適性=B
  能力値=A
  追走力=B
   調教=B+

10エフフォーリア 父エピファネイア 58キロ

有馬記念5着からの参戦です。
この馬は道中流れが落ち着くコースや
左回りの瞬発力戦などに適性が高く
前走の有馬記念は水準以上の適性を秘めました。
休み明けの中5着は地力の証明でしょう。
しかし今回は
苦手意識のある阪神内回り戦で
道中ペースが落ちないと
追走で精一杯になるでしょう。
開幕週馬場で良馬場の場合は
少し疑問をもった方が良い1頭です。

コース適性=B
  能力値=A
  追走力=B
   調教=A -

11インプレス 父キズナ 56キロ

阪神3勝クラス1着からの参戦です。
この馬は阪神の外回りコースで
近4走中3勝を上げております。
レース内容としては
前半後方に下げて終いの瞬発力重視の内容です。
4角は外を回して
追い込み一閃の内容が近2走で
この内容ではコース形態的に厳しい印象です。
内枠を引いてある程度ポジションを取る戦法ならば
まだ分かりませんが、やや狙いにくい1頭です。
内枠時に抑えるかどうかの判断です。

コース適性=C
  能力値=B
  追走力=B
   調教=B

12ドウデュース 父ハーツクライ 58キロ

凱旋門賞19着からの参戦です。
この馬の国内戦に目を向けると
春はダービーを目標とするレース運びでしたが
皐月賞の展開に反しての追い込みは素晴らしい内容でした。
この馬に関していうと
コース適性、追走力はどうなんだという観点が
今回1番の注目ポイントでしょう。
結論は皐月賞同様
マイルのG1を勝っている点を重要視したい所です。
よって追走力もこなせると考え
高い評価を打つ1頭になるでしょう。
問題は目標レースが次走という所でしょうか。

コース適性=A
  能力値=S
  追走力=A
   調教=A -

13スカーフェイス 父ハーツクライ 57キロ

中山金杯11着からの参戦です。
この馬の近走は後方から捲り気味に動くも
前有利の馬場で届かずが続いております。
開幕後半の馬場や、時計のかかる馬場ならば
まだ若干の可能性は残りますが
開幕週の阪神内回りコースには相性が低い印象です。

コース適性=C
  能力値=B
  追走力=C
   調教=A -

=馬場傾向=

開幕週の馬場状態でAコース開催。
勝負所、直線と非常に綺麗な状態で
内回りコースは更に内目が有利。

上がり時計も水準に出ており
時計は土曜日は水準程度の模様。
更に乾きが見込める日曜日は
馬場の高速化も視野に入れる。

この傾向に沿って
走れる馬を主軸にはしたいが
枠の並びは少し難し目。

=隊列想定=

→→→→→→→→→→→→→→→→→→

     09
   11 07 10 12 08  06
 13   02  03  01 04 05
→→→→→→→→→→→→→→→→→→

中枠3頭がどうハナを取るか。
ここが焦点にはなりそうで
前半2Fは少しやり合う形も。

隊列が決まってからは
少し落ち着きそうな印象も強いが
後続の仕掛けも勝負所からは見込まれる。

いかにロスなく運んで
速い馬場の場合は
そこに対応するかが勝負の肝。

🐴現段階印🐴

◉08プラダリア
◯12ドウデュース
▲01マテンロウレオ
注03ウインマイティー
△06ユニコーンライオン

本命◉は
08プラダリアに打つ。

この馬の本命への
根拠は大きく2点。

まず1点目は枠の並び。
前走内容からも
テンの速さは水準以上で
今回はこの馬よりも内の3頭が
前半進路を作り出す先行争い。

最内は取れないだろうが
04.05.06が内に切れ込み
その進路に沿って
番手の2列目を確保すると考察。
今の馬場状態では
位置取りがかなり重要で
想定通りの位置を取れた場合は
好走に繋がるポジションだろう。

2点目は過去の内容。
この馬はディープインパクトの産駒だが
切れ味勝負よりも
持続力勝負を好む傾向。

青葉賞はHペースを
番手からロスなくのり
終いの持続力勝負を制しており
ダービーも間隔狭いながら
レコード決着に対して5着確保。

一度使われて
更に上昇気配は増しており
開幕週馬場の追走力勝負や
持続力勝負の内回りは
好相性と見て本命。

対抗◯は
12ドウデュース。

この馬は地力は超1流で
終いの末脚の持続力、切れ味共に
現役最強格の1頭。

追走力勝負になった場合も
マイルG1朝日杯で
追走力は示しており
この点はクリアできるだろう。

問題は次走ドバイが
おそらくメイチな部分が大きく
積極策を取らない事がありそう。

今回の桃枠はそこまで
大きなロスが
発生しなそうな並びだが
前哨戦は終いに徹する形が多く
終い重視だと
コース傾向からは少し外れる。

しかし地力は高く
馬券内には最後追い込んで来る場合が
大いに考えられるし
地力的には対抗でも
評価は申し訳ないくらいの馬。

単穴▲は
01マテンロウレオ。

この馬は今回
非常に好枠を手にした。
阪神内回りコースの今の馬場で
内目を立ち回れる
可能性のある枠は大きく
出遅れなければ先行力も水準。

開幕週馬場への対応は課題だが
斤量減の影響は大きいだろう。
持続力型でその点はOK。

注は
03ウインマイティー。

この馬はある程度
速いペースの追走力勝負は問題ない。
マーメイドSは54キロだが
内回り適性を十分示した1戦だった。

問題点は距離が伸びると
少し位置を下げる傾向が見える。

しかし持続力勝負向きの馬で
枠なりに前目で立ち回り
4角良い位置で迎えれば
馬券内を十分目指せる1頭だろう。

△には
先行力、舞台適性、騎手の配置から
06ユニコーンライオンは
逃げ馬の中で抑えておきたい。

07キラーアビリティは
前半の遅さが近走目立ち
枠もあまり良くないので今回は無印。

Sペースの場合には
台頭余地も残るが
追走力勝負には向かないと考察し
2番人気ならば
10エフフォーリアも今回は無印。

馬券構築は
本命馬からのワイド流しと
◉〜注の4頭で
馬連のBOXを予定している。

当日馬場や
PDで変更の可能性含みます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?