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有馬記念 血統適性+実力レベル=総合評価

有馬記念出走予定の各馬の実力レベルと血統適性の観点から考察評価し、総合的なレベルを考察していきます!

アカイイト

血統適性A
キズナ産駒はこのコースとの相性は良く、5頭出走して2頭が馬券になっている。また、母系の欧州色が濃く、昨年のエリザベス女王杯のようなタフな展開にはとても強い。先行馬がタフな展開を作ればこの血統が光る可能性も考えられる。
実力レベルB
ここ最近馬券内はあまりないが、前走のようなタフな展開のレースでは馬券内のチャンスは十分にある。昨年のまでのようないいアガリが使えていないことが少し気になるが、展開によってはチャンスがあるので過小評価は危険な1頭。
総合評価B+

アリストテレス

血統適性B
昨年好走したエフフォーリアと同様のエピファネイア産駒なので悪い部分はない。母系もそれなりの欧州系で良い。しかし、早熟的なエピファネイア産駒なのでピークは過ぎた感じが見受けられる。
実力レベルC
ここ最近全く走れていないのが気になる。やはり血統的な限界なのか体重の増減も激しいので今回への調製は難しそう。適性は2400mかもっと長い距離なのかもしれない。
総合評価C

イクイノックス

血統適性A+
まだデータの少ないキタサンブラック産駒だが、皐月賞も惜しくも2着に好走しているので悪くはなさそう。母系の欧州色が濃いのが良く、母父キングヘイローは昨年のこのレース好走したディープボンドと同様なので適性はかなり良いだろう。
実力レベルS
前走の好走が私にとっては衝撃的で、血統的に合わないコースなのに難なく好走した。こういうところで好走できる馬は本当に強い。例を挙げるなら、菊花賞で好走したコントレイルのような感じ。近走が強いのはもちろんのこと、強い3歳世代でこの強さなので今の競馬界でもっとも強いのはこの馬なのかもしれない。
総合評価S

イズジョーノキセキ

血統適性B
5歳のエピファネイア産駒はアリストテレス同様でピークが過ぎてしまった感じが否めない。母系的にも好走するなら直線の長い東京コースが合うだろう。
実力レベルC
府中牝馬Sでソダシを負かしたのは強かったが、前走のような2000m以上になったらやはり他の馬に見劣る部分があると思う。買うなら東京コースの1800m以下だろう。
総合評価C

ウインマイティ-

血統適性C
ステイゴールド産駒はこのレースに強いのだが、ゴールドシップ産駒やオルフェーヴル産駒はこのレースへの適性はあまり良くない。また、母系の米国色が少し濃いので、非根幹距離よりは根幹距離のほうが適性が高いだろう。
実力レベルC
やはりG1レベルになると見劣る部分があり、前走は特にレベルの違いを見せられることになった。ただ、好走するときは本当に調子がいいので、適性のあるレースで調子がいいときにこの馬は買うのが良いだろう。
総合評価C

エフフォーリア

血統適性A
昨年の勝ち馬なので、このコースへの適性が高いことは間違いないだろう。血統的に調子を落としてしまっていることがとても怖い。エピファネイア産駒は早熟なので、ここから好走しないことも考えられるが、まだそう言って切るのは早そう。
実力レベルA
2走連続で好走していないのだが、宝塚記念では香港で好走したウインマリリンに先着している。その点を考えるとこの馬はまだまだ走れるのかもしれない。実力から見限るのはまだ早いだろう。
総合評価A

ジェラルディーナ

血統適性A+
モーリス産駒もこのコースのデータは少ないのだが、欧州血統なので悪いことはないだろう。古馬になって伸びやすい血統なので今が充実期だろう。母がこのレースの勝ち馬なのがとても良い、ロマンがある。
実力レベルS
オールカマーでは内枠有利、エリザベス女王杯では外枠有利、だから好走したからただ運がいいだけといわれるが、運も実力。その好枠を活かして勝つのだから強いことに間違いはないだろう。私が評価したいのはどんなアガリでも好走していることだ。操縦性が高いのはとても良い強みだと思う。
総合評価S

ジャスティンパレス

血統適性A
ディープ産駒に母系は欧州色が濃い、特に母父のヌレイエフ系がタフな展開に強く、長距離適性の高いアイアンバローズの弟でもありタフな展開となればチャンスは十分にある。
実力レベルA
菊花賞は最後までよく粘り好走していた。かなりきつく追われていたので、反動が気になるのだがどうか。ただ菊花賞では4コーナーで少し不利がありながら好走しているのでボルドグフーシュとの差はなさそう。ワールドプレミアのように好走するかもしれない。
総合評価A

タイトルホルダー

血統適性S
ドゥラメンテ産駒は特に中山コースに強く、勢いよく4コーナーを回れば突き抜ける。母系が特に欧州色が濃く、何も言うことがないくらいタフな展開向きな血統構成をしている。自らレース展開ができればチャンスは十分にある。
実力レベルA+
今年の宝塚記念、天皇賞春の勝ち馬であり、タフなレースに強いのは申し分ない。楽に逃げればこの馬に分があるのは間違いないが、あまり絡んでくる馬がいると厳しいことになりそう。
総合評価A+

ディープボンド

血統適性A
昨年も好走しているので適性が高いのは間違いないだろう。母父キングヘイローはイクイノックスと同様で良く、母母父がレイズアネイティヴ系というのも悪くないだろう。
実力レベルA+
昨年と比較すると少し劣るかなと思う。宝塚記念も4着と良いのだが、ここ最近は追われて追われてやっと好走する感じ。個人的には鞍上が変わったのはこの馬にとって良かったとは思えない。ドラゴン和田のほうが乗り方を分かっていた感じがする。
総合評価A+

ブレークアップ

血統適性A
父ノヴェリスト欧州血統として良い、母父のクロフネがどうかという部分はあるのだが、同様のような血統構成のクロノジェネシスも
好走しているので悪くないだろう。
実力レベルB
前走は正直この馬には恵まれた部分があった。中山コースではレベルが上がると勝てていないのでG1の今回は少し難しい部分があるのではないかと思う。
総合評価B

ボッケリーニ

血統適性C
父キンカメ系は特に好走率が低く、東京や阪神の2400m以下が合うだろう。血統的に古馬になっても伸びやすい血統なので今回凡走しても次回好走できそうな血統構成ではある。
実力レベルB
G2,3では好走できるレベルにはあるのだが、G1では正直厳しい部分があるとは思う。重賞でも好走してきたのはレベルが高くないところなので買い時はもっとあるだろう。
総合評価C

ボルドグフーシュ


血統適性A
このレースで2回好走したゴールドアクターと同様のスクリーンヒーロー産駒であり、母系にはミスプロの中でも欧州色の濃いウッドマンを持ち、母父のLaymanはヌレイエフを持つ重厚な血統なので、タフなレースに強いのは間違いなく、菊花賞での好走も納得いく。
実力レベルA+
6レース連続でアガリ1位の末脚が使えており、前走の菊花賞では1頭だけ後方から捲って2着に好走した。反動の出なさそうな欧州血統の濃い血統構成なので好調子を維持できているだろう。今が買い時というような馬がと思う。
総合評価A+

ポタジェ



血統適性D
血統構成は明らかにこのレースというりもダービーや瞬発力の問われるレースに向いているだろう。また、2500mよりももっと短いコースに適性があると思う。
実力レベルC
近走で好走したのは大阪杯のみ、このレースでは実力で好走したというよりも展開と馬場が向いたと思われる。そう考えると、実力で好走したのは昨年の毎日王冠までと考えてもよさそう。ピークは過ぎたと思う。
総合評価C

ラストドラフト

血統適性C
ノヴェリストの産駒ではあるが、母系は東京コースに向いている血統であり、実績的にもそれは証明済み。中山のタフな馬場になればワンチャンスはあるかもしれない。
実力レベルD
明らかに見劣る成績、近走でまともに好走できたのは、オープンでのレースのみここでは1枚2枚下手に出る存在だろう。
総合評価D

ヴェラアズール

血統適性B
エイシンフラッシュ産駒としては珍しい好成績馬だが、向いているのは東京2400mや2000mの根幹距離だろう。母系はクロフネとサンデーを持ち、瞬発力に優れている。だから、ジャパンカップは素晴らしい末脚で勝てたのだろう。そう考えると今回は厳しいことのなることも考えられる。
実力レベルA
ここまで本当にものすごい勢いで重賞を制覇しているので実力は高いのだろう。しかし、タフなアガリのレースを経験していないのはこのレースとしては分が悪い。前走のような馬群の固まったレースにはならないと思うので前回のような末脚が出せるのかというのが不安である。
総合評価B+


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