第85回 優駿牝馬（2024/05/19）
（１）コース解説
オークスは東京競馬場2400mのBコースで最終週で開催される左回りコース。3歳春の牝馬が2400mというとても過酷な距離に挑戦することになるため、非常に過酷となる一戦。その影響もあってか、先行勢よりも差し決着となるのが例年の傾向となる。
追走力が求められるような桜花賞と異なるため、ここで人気するようであれば評価を落としたいし、逆に控えて差遅れたタイプから積極的に狙っていきたいところ。
★前週の内容を踏まえたトラックバイアス★
例年通りこの時期の東京はとにかく高速決着となる。先週のVMも高速馬場にしっかりと追走できて、中段から差しが決まるような馬場となっており、同様のTBとなりそうな感じ。
週中に雨は降ったものの週末はなんとか天気はこらえそうなので引き続き同様の馬場だと思って臨みたい。
（２）枠順確定後見解
★所感★
圧倒的1番人気になるであろうステレンボッシュはいい枠を引いており、1倍台にはなりそうだが、昨年のリバティアイランドほど信頼できる1強ではないはず。（高いレベルで均衡しているイメージ）
馬券を工夫して妙味取っていきたい。
今週は堅い決着になりそうですが、気になる穴馬から馬券を買おうと思っています。3歳馬なので何が起こるかわからないと思いますし、先週のVMのような馬券がいつか取れたら最高ですね😊
（３）穴になる注目馬
★★★：1 ミアネーロ
先週のVMで初G1を制した津村Jが2週連続好走する可能性は十分に秘めている。
まずローテーションについて。
フラワーCは3歳牝馬限定の重賞レースになっており、3月に開催されるわけだが、桜花賞への優先出走権を得られるわけではない。いわゆるステップレースとなる。ミアネーロ自身も桜花賞には出走せずに、しっかりと間隔を作ったうえでのオークス出走となる。個人的にここは狙いにきている節をすごく感じているので少なくとも紐には入れておきたい。
近年同様のローテーションで好走したのがスタニングローズだ。ユーバーレーベンもフローラSを挟んではいるが1着と好走している。これらのことから見逃すことができないのがフラワーC組となる。
また今週の追切も非常によかった。
古馬であるパライバトルマリン（OP馬）とWコースで併せ馬を実施。直線では前に出る場面もありラスト1Fで10秒9を記録している。器用さがあって素軽いタイプなので小回りである中山の舞台が好条件に思えるが、脚長でストライドも大きいので私は東京の広く直線が長いコースは全然こなせると考える。内枠引けたことも好材料で継続騎乗もいい。今週も全然チャンスがある1頭でイン突きで突き抜ける可能性を大いに秘めている1頭だ。
★★：5 コガネノソラ
フローラSを登録していたがパスして、スイートピーSを勝利して臨む一戦。
臨戦過程としてはかなり間隔がつまる心配はあるが、担当調教師も「体幹がしっかりして成績に結びついている。中２週でもダメージはないし、どんな競馬ができるか楽しみ。」とかなり強気の発言。
現在3連勝と勢いもあり、終いの上りを堅実に使えるところは今回の東京コースにピッタリだろう。
あとはこの距離をこなせるかどうかだが、前走のスイートピーSは流れた展開もものにしており、自分のペースで流れに乗ることができれば距離の不安も払拭に値する。
あとはオッズがどのくらいもらえるか次第だが、石川Jではあまり人気するとは思えず、枠も内目の枠を引くことができたので3着までに食い込んでもなんらおかしくない。展開を味方にすることができれば頭まで見えてくる。
★ ：10 アドマイヤベル
フローラSの勝ち馬。こちらも桜花賞には目もくれずオークス出走組。前走の内容は展開が向いており評価を上げる内容には見えないが、内前有利の東京コースを真ん中の進路取りで勝ち切ったことはそこまで悲観することはない。加えて勝ちタイムも後半59.3とラスト3Fが11秒を刻むなかでしっかりと差し切ったことは私自身は非常に評価できる内容だと感じる。
大好きな武史の記者会見監察員からすると、口ぶりがいつもより軽くて調子がよさそうだなと。本人も発言があったように距離不安は残ると思うが、折合いがつくし、非常に賢い馬のように思えるので同世代であれば能力で何とかできる予感を感じさせてくれる。前段にあげた2頭の方が期待はしているもののこちらも紐で抑えは必須だろう。
ここまで見てきた通り、桜花賞組以外の上りがしっかりと使える馬を穴馬候補としてあげてみました。3歳世代で行われる2400mという過酷なレースなだけに、終いの脚がしっかりと使うことができる馬に穴馬の可能性があると思います。
人気馬で言えばステレンボッシュ・ライトバック・タガノエルピーダは人気だけど購入したいなと思っています。
ありがとうございました🙇
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