福島牝馬S2024 予想

前提
・最終週で差しも決まりやすい馬場
・ローカル重賞でジョッキーによる大幅上昇なし
・マイル組、先行馬多数でミドルペース
・内枠有利

◎ウインピクシス
◯コスタボニータ
▲シンリョクカ
△タガノパッション

◎ウインピクシス SL系

 勝ち鞍の多くが、直線の短い小回りコースで、体力と先行力を活かして押し切る競馬を得意とする。直線的なスピード(上がり)や加速力は無く、あくまで体力で押し切る競馬。
鈍足らしく、勝ち鞍は全て1800mで非根幹距離を得意とする本馬が、近2走は根幹距離、高速馬場で大敗している。

ターコイズSは、近10年で3番目に早いタイムで、馬券内に来たのは内枠の逃げ先行馬とレース質や展開、枠など条件的に全く合わなかった敗戦なので気にしなくて良い。
むしろ久々のマイル経験で前向きさを補完し、行き脚の鈍りも少しは良くなったかもしれない。

愛知杯は、逃げ馬同士のハナ争いで3F目まで10秒台が続いたハイペースに巻き込まれての敗戦。自身の1000m通過も58秒前後で、3番手辺りまでは厳しいラップを刻んでいた。
これも力負けというよりは、無茶な逃げを仕掛けられた+それについて行ったジョッキーの判断ミス。

今回は
・約3か月の休み明け
・2000m→1800mへの距離短縮
・非根幹距離変わり
・得意の小回り福島コース(タフな馬場)
・逃げれば逃げる位置取りショック

逃げ先行脚質のメンバーが多く、変なハイペースに巻き込まれたくは無いので、無理に逃げなくていい。クイーンSや福島記念を見る限り、番手でも全然競馬できる。
最終週で少し荒れたタフな馬場はゴルシ大歓迎。休み明けでフレッシュな状態。最適解。

◯コスタボニータ CS系

 内枠や馬群など摩擦を好み、小回り向きな機動力を持ったC系牝馬。瞬発力勝負は向かず、持続的なレースを好む。精神力がしっかりしているので、どんな条件でもある程度走ってくる。特段強いと思わせることはないが、無難に走ってくるのがCっぽい。

中山牝馬Sは人気を裏切ったが、外目の枠から発走して終始外を回す競馬で、摩擦を与えずレースを進めてしまったのが最大の敗因。ジョッキーもテン乗りで綺麗に乗ることを意識したのでしょうが、この手のタイプには逆効果。
直線に向いた際、馬群に割り込んだらグイグイ伸びて、坂を登った後も余力があったので、そういうことなんでしょう。

今回は
・外枠→内枠変わり(摩擦up)
・小回り福島コース(荒れた馬場も合っている)

最内枠はいいし、福島もいいし、タフな馬場もいい。ただC系を(現在)1番人気で買うわけにいかないので対抗に。本命と同列くらいの評価を与えている。

▲シンリョクカ LM系

 ディープ系×キンカメらしく、基本は量主体で補完でCやらSやらついている。個人的にはピンハイのように、Cに見せかけたL系(鮮度)だったと推察している。

阪神JFからオークスまでの内容が良かっただけに、府中牝馬やエリ女がお粗末だったのが残念に思っていた。案の定、休み明けの日経新春杯も先行馬に不利だったとはいえ、体力切れ+力負け的な10着。

G2牡馬混合戦からG3牝馬限定戦へのダウン、距離短縮ショックで楽を解放した後なので、買いにくいと言えば買いにくいが、揉まれにくい外枠でスムーズに競馬できれば、牝馬限定戦レベルなら地力でどうにでも出来ると思い渋々の3番手に。東京、京都向きではあると思うが、外枠なら福島もこなせる。

△タガノパッション CM系

 C主導でキンカメ×シンボリクリスエスの優しさ、まとまり感もあるCM系。

愛知杯は本命にもしたが、鮮度、久々の重賞挑戦、根幹距離、内枠と完璧な状態で2着と善戦。
中山牝馬Sは集中後で頑張った後の凡走+内前有利の馬場という中で、9番人気0.3差6着とある程度頑張っていた。

精神過熱している今であれば、踏ん張りも効くし、外差しが効きやすくなる福島最終週も本馬に合いそうで。追走力がない分、差し届かないと思い連下までの評価に。

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