宝塚記念2024 予想

今年は京都外回り2200mで行われる。メンバーは13頭と少頭数。梅雨入りで馬場状態はおそらく悪いだろう。

少頭数で逃げ馬不在のため、追走力(S質)はそこまで求められず、逆に揉まれずスムーズに運べた時に力を発揮できる量系(L質)の方が向いた舞台設定と言える。馬質でいえばL系を選んでいきたい。

人気馬が人気を裏切るパターンとして、ハイペースorスローペースに巻き込まれる、前が壁になり詰まるなど外的要因がほとんど。その点、少頭数の京都外回りで道悪なら、馬群がバラけて揉まれずレースを運べるとL系が力を発揮しやすい。

▪︎ドウデュース SC

大舞台に強く、叩いて上昇してくるSCでチャンピオン系。1600〜2500mと距離適性が広いのは、自身が持つ機動力と瞬発力ゆえのもの。少頭数で外回りだと、ペース次第では早仕掛けもありそうだが、当然本馬は捲っていける機動力とスタミナがあることを有馬記念で証明済み。
個人的に気になる点は、約3か月の休み明け、年明け2戦目であること。筋肉質で馬格があり、ハーツ譲りの精神力で叩いて上向く傾向にあるので、取りこぼす可能性はある。複勝圏で言えば確実に入ってくると思う。

▪︎ジャスティンパレス L(S)

神戸新聞杯、阪神大賞典など休み明けダウンで圧勝、G1ならダラっと追走して最後雪崩れ込むように末脚を発揮するのが典型的なL系ディープ。春天は好位のインで運んで、3角あたりから下り坂を利用して加速して持続力ある末脚を披露。有馬記念はコーナリングで加速が求められる上に、必要以上に脚を溜めたがる武史ということもあり、完全に脚を余した。
それを考えると京都外回りは最適だと言えるし、内枠を引いて先行意識の高いルメールなら脚を余すことはない。

▪︎ローシャムパーク LC

牡馬ハービンジャーらしく体力豊富で、揉まれずスムーズな競馬を好む。函館記念、オールカマーは4角で外を回して差し切ったように、京都外回りは合いそう。大阪杯は揉まれる内枠、早仕掛けでS付与と宝塚記念への布石は打った。今回は外枠、バラける少頭数、体力活かせる道悪。時計勝負は少し不利な印象だが、雨が降れば逆転はあると思っている。

▪︎ベラジオオペラ SCL

パワーと先行力、器用さを活かして小回り急坂コースで押し切る競馬が得意なので、京都外回りで早仕掛けになると目標になるのと、坂でパワーを活かしたいので、適正とは少しズレる。あとカナロア産駒なので2200mは若干長いと思う。消し

▪︎ブローザホーン LCS

豊富な量と体力でゴリ押すL系。近走いきっぷりが悪いので、京都外回りは末脚を活かせる舞台。日経新春杯は完勝、阪神大賞典は重馬場だが馬場を苦にしたというより坂で止まった、春天は無理やり外回して脚余して2着と明らかに京都向き。短縮は合わないと思うが、少頭数で1角まで長いのでペースは上がらない点で、S質はそこまで求められない。小柄で精神力もあるから良い馬よね。


てことで印

◎ローシャムパーク
◯ジャスティンパレス
▲ドウデュース
△ブローザホーン

当然1着だと思って本命を打ってます。ドウデュースは休み明け△、ジャスティンパレスは過度な道悪×、ブローザホーンは最大目標が春天で、追い込みの反動懸念。よってローシャムパークを本命に致します。大阪杯後、早い段階で宝塚記念を目標にして仕上げてきた。外を回しやすい広いコースで少頭数の非根幹距離はベスト。

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