フェブラリーS 2024 考察

 久しぶりにnoteを書こうと思います。最近は忙しすぎてろくに予想時間割けてないけど、G1くらいは真剣にやりたい。


○過去5年の前走別データ
23年
1着 レモンポップ(根岸S)
2着 レッドルゼル(JBCスプリント[盛岡])
3着 メイショウハリオ(東京大賞典)

22年
1着 カフェファラオ(チャンピオンズC)
2着 テイエムサウスダン(根岸S)
3着 ソダシ(チャンピオンズC)

21年
1着 カフェファラオ(チャンピオンズC)
2着 エアスピネル(チャンピオンズC)
3着 ワンダーリーデル(根岸S)

20年
1着 モズアスコット(根岸S)
2着 ケイティブレイブ(川崎記念)
3着 サンライズノヴァ(武蔵野S)

19年
1着 インティ(東海S)
2着 ゴールドドリーム(東京大賞典)
3着 ユラノト(根岸S)

 前走別では、王道の中距離路線組が短距離組を圧倒している。
フェブラリーS自体、サウジやドバイの下火になってメンバーレベルは低下しており、強豪と闘ってきた中距離組が力の差を見せている。

短距離組では、根岸Sが毎年馬券に絡んでいる。これは東京の直線の末脚勝負という特殊な条件を得意とする馬が、マイルの舞台で再現している。ワンダーリーデルやレッドルゼルは典型的な例。


◯過去5年のラップタイム
23年(良)
1000m通過 59.1
前半3F 34.6
後半3F 36.5

22年(重)
1000m通過 59.2
前半3F 34.5
後半3F 34.6

21年(良)
1000m通過 58.5
前半3F 34.7
後半3F 35.9

20年(良)
1000m通過 58.7
前半3F 34.6
後半3F 36.5

19年(良)
1000m通過 60.2
前半3F 35.8
後半3F 35.4

 短距離馬の出走や、有力な先行馬を楽逃げさせないためのマークにより、前傾ラップの消耗戦になりやすい。
ドスローの19年や時計の速い重馬場だった22年を除けば、逃げ馬は残らない。

先行馬にとって厳しい展開になり、逆に上がり最速を記録した馬は毎年馬券に絡んでいるため、軸は差し馬が良いだろう。

今年はスプリント王者のイグナイターやドンフランキーの参戦で、ペースが落ち着くことは無くなった。
気性難のオメガギネスや、初ダートのガイアフォースも芝スタートでテンからいけるので、道中も澱みない流れが想定される。すると例年通り、後方からの差し込みが決まるだろう。


◯人気を問わない好走馬の特徴
▪︎東京ダート1400mか1600mのOPクラス以上で34秒台の上がりを使ったことがある馬

該当馬
・レモンポップ
・ワンダーリーデル
・モズアスコット
・サンライズノヴァ
・ゴールドドリーム

今年の該当馬
・タガノビューティー
・アルファマム


直線的なスピードが要求される舞台であるため、以下に速い上がりが使えるかがポイントであると言える。消耗戦になればなるほど、出現率は上がる。
どちらも共に前走から人気を大きく落とすため、狙い目である。


▪︎タガノビューティー

 東京のダートコースなら毎度堅実な末脚を発揮している。
昨年の根岸Sはハイレベルなメンバーながら、レモンポップと0.3差4着。武蔵野Sではドライスタウトに0.3差2着とG1級のメンバー相手と互角に張り合っているため、ここでも能力は見劣らない。

前走の根岸Sは、近10年で最も遅い1000m通過タイムで、圧倒的に先行馬有利の展開。

先行馬が上位を独占する極めて異質なレースだったため、度外視してよい。むしろこれが年齢によっての敗戦と思われれば、人気を大きく落とす要因にもなるので美味しい。

レモンポップやドライスタウトの着順、武蔵野Sでもレッドルゼルに先着しているように、既に重賞馬の器があるにも関わらず、年齢や勝ちきれない事で人気を落とすのなら軸で狙いたい。

▪︎アルファマム

 近走で人気を裏切ったのは根岸SとペルセウスS。共通点は、ダート1400mながら3F通過が35秒台とスローペースで、圧倒的に逃げ先行馬に有利な展開だったこと。

個人的に東京ダートで34秒台の脚を連発していた馬と言えば、カフジテイクが印象的だが、彼は1400m、1600m問わず累計5回も記録していた。アルファマムが34秒台を記録したのは霜月Sの1回のみだが、ペルセウスSは35.0だったので、ほぼ34秒台と捉えていい。(曲解)

前走の根岸Sは、タガノビューティーを抑えて上がり最速を記録しているように、末脚は確実であると言える。
ただ問題は初の1600mであるということ。これに関してはやって見なければわからない。消耗戦になれば突っ込んで来そうだし、楽に流れれば前走のように不発に終わるだろう。
ただここまで人気が無いようなら、軸に近い評価を与えてもいい。

霜月Sでは、後にOPクラスを勝つレッドヴェイロンや東京ダート1600mレコードホルダーのデシエルトを破っての1着なので、斤量56kg、1:22.7の走破タイム含めて価値ある勝利と考えている。


◯まとめ
▪︎短距離<中距離の構図

▪︎根岸S組の好走→東京ダートの末脚比べ

▪︎前傾ラップの消耗戦になりやすく、差し馬有利

▪︎上がり34秒台を記録した経験がある馬の好走
該当馬
タガノビューティー アルファマム

この2頭を中心に予想したいと思います。
オメガギネスは気性難で半信半疑。中距離組は生涯で上がり最速を記録したことがないドゥラエレーデを除き、素直に評価します。
芝組の3頭は点数次第で抑えますが、変に穴人気しそうなガイアフォースは抑えたく無い。地方馬は瞬発力不足なので切り。そんな感じです。

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