フェブラリーS 予想

想定ラップ

前半1000m通過 59.1以下

イグナイター、ドンフランキーらスプリンターの出走で昨年より速く流れる可能性が高い。しかも1番と15番。逃げ先行馬の極端な枠は、前に行こうとする可能性が極めて高い。

オメガギネス、ペプチドナイルなど揉まれず先行したいタイプも多く、道中は澱みなく流れるだろう。そうなると軸は差し馬から行きたい。

◎タガノビューティー

前走の根岸Sは、1000m通過タイムが過去10年で最も遅く、明らかに先行馬有利の展開。それに加えて自身は出負けで、追走に脚を使ってしまった。
距離は伸びるが、スプリンターの参戦やG1クラスの多頭数なので、道中のペースは確実に上がる。1人気想定のオメガギネスも先行馬なので、楽に行かせる事はまず無いだろう。そうなれば、昨年のような差し馬の台頭は十分考えられる。

2走前の武蔵野Sでは、ドライスタウトに0.3差に迫る2着で、前年のフェブラリーS2着馬のレッドルゼルに先着し、上がり時計も勝っている。
23年の根岸Sでは、レモンポップやギルデッドミラーに0.3差の4着で、上がりは全体2位を記録しているように、重賞勝ち馬級の能力は秘めている。

生涯成績の内、半分以上を東京ダートに使っている様に、コース適性はメンバー随一。枠は偶数10番で丁度いいし、スタートを五分に切れれば馬券圏内には確実に絡むと宣言する。

石橋騎手は、無理をして捲りや展開によって前に行く事は無いので、この馬の末脚をじっくり引き出す騎乗が出来ます。直線の進路取りさえミスらなければ!

◯キングズソード

条件戦、アンタレスS、三宮Sと脚抜きの良い馬場で好走を続けていたので、力のいる冬のダートは合わないと思ったが、砂圧が変わった大井で4馬身差の圧勝なら関係ない。

阿蘇ステークスでは、後半800m地点から11秒台のラップを刻んで勝利したように、長く良い脚を使える子で、早めに動ける事からマイルが短過ぎる感じは無い。三宮Sでは4角から動き出して、12.0のラップを刻み続けているので、直線的なスピードを十分有している。

JBCに関しては、テーオーケインズ、ウィルソンテソーロ、メイショウハリオらに完勝だったし、東京大賞典は後ろに下げたのが完全に騎手の判断ミス。あのペースなら先行するべきだった。ウシュバテソーロを物差しにすれば、ここでも十分戦えると判断。

血統的にもエーピーインディ、デインヒル、ヘイローなど速い血が多いので、十分期待できる。スピードの裏付けは阿蘇、三宮でしてるので、あのレベルでも今年のメンツなら足りると判断。

▲アルファマム

考察で書いた通り、東京ダート1400mもしくは1600mのOPクラス以上で上がり34秒台を記録した好走馬の条件に当てはまる1頭。印は対抗だが、実質ダブル本命の一角。ただ痛恨の大外なので、単穴に落としました。砂被るのがどうこうよりも、距離ロスがない方が良いです。

近走で人気を裏切ったのは、根岸SとペルセウスSだが、共に前半3Fが35秒台のドスローで差し馬不利の展開。

霜月Sは56kgを背負い、良馬場ながら1:22.7の好時計で且つ上がり34.7を記録している様に、爆発的な末脚を秘めている。個人的にはカフジテイクやワイドバッハと被る。(カフジテイク1人気3着、ワイドバッハ2人気6着)

NST賞は小粒なメンバーだが、圧倒的に逃げ先行馬に有利な新潟1200mで、上がり35.5の末脚で差し切っているのは力の証明と言える。

確かにマイルは未経験だし、重賞実績がないので見劣りするが、重賞の根岸Sでも上がり最速はマークしている。また霜月Sで破った相手は、後にOPクラスを制するレッドヴェイロンやフルム、東京ダートマイルのレコードホルダーのデシエルトを破っての勝利なので十分価値はある。
死んだフリして、最後飛んでこい。キング騎手、頼みます。

△ウィルソンテソーロ

フェブラリーSは、サウジやドバイの使い分けの影響でメンバーレベルが年々低下している。反面、チャンピオンズCは暮れに行われ、1年の総決算の位置付けで有力なメンバーが集まるため、チャンピオンズC組の好走が目立つと考えている。

毎年必ず5番手以内が複勝圏内に入る様に、内枠の先行馬に有利なコースレイアウトのチャンピオンズCで、13番手から追い込んで上がり最速の2着。条件時代ながら、東京マイル2勝なら素直に評価せざるを得ない。
短距離でもかきつばた記念でドライスタウトに先着している様に、スピード不足感は無い。

脚質に自在性があり、ペースが上がりやすい東京ダートで無理に先行する必要がないのは強み。キタサン産駒は跳びが大きいので、コーナーがキツい地方や中京、中山よりも実は東京が1番走りやすい可能性がある。

中距離G1で上がり最速経験、東京マイルで上がり最速勝利経験なら素直に買いましょう。

△レッドルゼル

東京ダートは特殊な条件なのでリピーターが来やすく(4着→6着→2着)8歳馬で高齢だが、しっかり評価した方が良い。

昨年の武蔵野Sは約8か月ぶり、58kgを背負って3着と地力は証明した。1000m通過が58.4で差し馬が届きやすい展開だったのは事実だが、状態の悪さだったり、スタートで二の足付かず最後方だったりと楽ではなかったと思う。

また安田調教師最後のG1でロードカナロア産駒と挑むというドラマチックな感じも臭い感じがする笑。

タガノやアルファが飛んでくるなら一緒に来る可能性が高いので、相手で抑えます。勝つイメージは全く無い。


印はここまで。絞ります。というかもう買いたい馬がいない。以下消し馬。

×オメガギネス

グリーンチャンネルCは優秀な勝ち方だと思うが、3歳馬で別定55kgと相対的な斤量有利があった。
レパードSはライオットガール、ルクスフロンティアと着差ないし、東海Sは掛かり通しも先行馬に楽なスローの展開で少し離された。共に平坦で先行有利の展開、馬場だったのは事実。

冬のダートは未知だし、58kg背負ってどこまでやれるのか。結局掛かるんじゃないのか。先行馬に楽なペースにはならないと想定しているので消します。仮にルメールが折り合っても、大した事は無い。

×ガイアフォース

別に買ってもいいよ。ただ私は未知すぎる馬が単勝1桁台なのがいただけない。東京の持続力勝負向きかもしれないが、ダートをこなすパワーがあるかは別。砂を被ったこともない。何もかもが未知なのに9倍?買わないね。

×ドゥラエレーデ

東京ダートの瞬発力勝負で浮上してくるタイプじゃない。急コーナー4つの小回りコース専門家。(中京、中山、大井)前走の大井はドスローで前有利だし、チャンピオンズCも例年内枠の先行馬が残りやすいので、かなり恵まれてる。
今回は内枠引いたので、おそらく砂を被りたくないから行くでしょう。そうするとHペース共倒れ被害者になる。買わないです。

×地方馬

瞬発力、スピード不足。買いません。

以上、予想コーナーでした。


買い目

ワイド
10ー11
1000円

三連複
10ー11.13.14.16
各100円

馬単
10ー11.13.14.16
各100円

計2000円

想定リターン
8000円〜110,000円

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