オーシャンS・チューリップ賞 2024 予想

【オーシャンS】

考察の通り、開幕2週目のAコースでイン前有利、4番手以内の逃げ先行馬の馬券圏内率の高さを考えれば、やはり軸は先行馬で行きたい。

また過去5年の勝ち馬の内、4年は戦前中山のオープンクラス以上での勝ち鞍があり、中山実績というのも頭に入れておきたい。


◎ジュビリーヘッド SL(M)

トラックバイアス的に恵まれる先行馬であり、中山はカーバンクルSはじめ2勝を挙げている得意コース。

近走のリズムは悪いが、休み明けと母父量系ディープで巻き返せると判断。
スプリンターズSは行き脚つかず、道中は後方で挟まれ更に後退。京阪杯は内が死んだ馬場で外差し有利、自身は最内を通って失速。馬体重+14kgとG1後で馬体も緩かった。

今回は約3か月の休み明け、しがらきで調整。今週で引退の安田隆行厩舎が送る引退ヤリ。多分本馬もここを使ったら引退なので、坂路で一杯の調教。思い残す事なく、レースに臨める。
内過ぎず、外過ぎない4枠7番。内で速いのはグレイトゲイナーしかいないので、先手も取りやすい。和生は逃げ先行が得意なジョッキーなので、乗り替わりにも期待。

評価ポイント
・トラックバイアスの利を受けられる先行馬
・3か月の休み明け
・中山実績
・引退ヤリ、調教一杯
・枠及び並び

◯キミワクイーン SM

軽いレース質に向いた印象で、馬格も無いので、開幕週やダウンなら全然威張れる。

スプリンターズSは大外出遅れでノーカン。ただこのメンツで上がり最速なのでスピードは優秀。京阪杯は開幕進んで力のいる馬場で不向き。また-10kgの輸送減りも影響した。
今回は約3か月の休み明け、開幕2週目の高速馬場、関東圏、過度に揉まれない6枠。これは切れない。
後ろからしか行かない武史からデムーロへの乗り替わりは楽しみ。

▲トウシンマカオ SC

重馬場で外枠だった高松宮記念、延長で逃げて体力切れのスワンS以外は安定した成績。体力は無いが前向きさはあるので、短縮や位置取りショックに反応しやすい。

京阪杯はトップハンデながら、短縮、位置取りショック、外伸び馬場と色々条件に恵まれての勝利なので、過度に評価出来ないが、このメンツなら一定の評価はあげないといけない。

走りや体型から、本質的なスプリンターではないと思うので、中山のようなノンストップ持続力勝負には間違いなく不向きではある。
内枠だとHペースに巻き込まれるので、揉まれにくい外枠で、差し大好きの武史なら王道騎乗で馬券内に食い込むイメージ。

△シュヴァルツカイザー LS

自分のリズムで淡々と走りたいL系スプリンターで、内枠で揉まれたり、絡まれてHペースで先行すると走らない。
出遅れノーカンの京阪杯、内枠で揉まれてHペースで先行したみちのくS以外は大きく負けていない。淡々と走れば前走のように、トップハンデ背負って外外回っても完勝出来る。

今回は5枠9番というなんとも中途半端な枠だが、内枠よりはいいかな。別定戦で斤量差も無いし、条件としてはフラット。馬をよくわかってる大野騎手もいい。後は出たなりに中団で先行して何着か。ショックとかよりも、いかに淡々と自分のリズムを刻めるかが重要。

馬券的にはジュベリーヘッド頭のイメージはないので、

ワイド
7 - 11本線+9.15


【チューリップ賞】

伝統のトライアル重賞。例年人気馬が実力を発揮しやすいレースで、大荒れは期待出来ない。
トライアルらしくペースは落ち着き、後継ラップの上がり勝負になりやすい。ただ意外と先行馬が残ったりする。(20.21.23年とか)
例年、距離ロスの少ない白帽が好走しやすく、穴狙いするなら内枠の先行馬、人気馬は瞬発力勝負向きの馬を選ぶレースと考える。


◎ラーンザロープス

血統を見た時に驚いたのは、Storm Catの3×3持ちな事。近親はダートでの活躍馬が多く、自身も筋肉質で、持続力に長けたタイプ。

シンザン記念は、ノーブルロジャー、エコロブルーム、ウォーターリヒトに次ぐ4着で、非常に評価出来る。
内容としては、サフラン賞から一変、好スタートを決めて楽に3.4番手追走。好位のイン付きで恵まれた様にも見えるが、年明け開催の3日目で内は掘られて外差し優勢。
5R新馬戦は11番手追走の人気薄が3着、10Rは10番手あたりを追走した2頭が2、3着と間違いなく差し優勢。その中で、強力な牡馬相手に先行押し切り4着は着差以上の評価を上げて良い。

人気馬が外に固まったので、そこまでプレッシャー無く乗れるし、マヌエラ行ったら競りかけるような馬はいないので、先行馬に恵まれる展開が想像出来る。
仮に稍重だとしても、あの開催3日目の荒れた馬場で内から伸びてくるのだから、全く気にしなくていい。キズナ産駒自体、道悪得意なパワータイプが多いし、米国血統で固められてるので問題ない。
クラシック路線に乗るには、賞金加算が必須なので勝負しに来てると思う。典さん今週も頼みます。

◯ミラビリスマジック

近親にマジックキャッスルやソーヴァリアントなど重賞勝ち馬多数で、仕上がりも早く、クラシックに乗れる血統。

新馬戦の勝ち方はイマイチだが、菜の花賞は前の馬に寄られて減速するも、坂を登って再度加速して上がり最速の好内容。
相手強化にはなるが、近親のスケールと世代重賞勝ち馬を数多く送り出してるキズナ産駒、国枝厩舎なら問題ない。

器用さで中山を快勝しているが、姉は溜めてキレるタイプだったので、3/4同血の本馬も若駒ディープ系らしく、阪神外回りでインで脚溜めて瞬発力を発揮して欲しい。

勝つのはこの2頭のどちらかでしょうね。
タガノエルピーダは痛恨の大外、ガルサブランカは個人的には過大評価(2戦どちらも優れたパフォには見えない)、△スティールブルーはごちゃつかない阪神なら抑えてもいい。

馬券的には

馬単
2.5 - 2.5.9

保険で、オッズ的に10倍以上つきそうな2からワイドで5.9流すかもです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?