第84回 桜花賞

こんにちは。晴れて再び1年生になった岸田です。

競馬研にいる歴も長くなってきていて、今年で4年目ぐらいの長老になります。今は新歓期でこれから若い会員たちも入ってくるので、すごく楽しみです。今年は基本的には若駒限定戦についての記事を書いていくことになると思います。

それでは本編に入っていきます。

先ずは行われた前哨戦について話していきたいと思います。

最大の前哨戦としては前年の2歳女王決定戦である阪神ジュベナイルフィリーズがあります。2歳牝馬路線は基本的にはマイルを中心としたものとなっていますので、2歳でデビューした牝馬の大半はこのレースをゴールとしてローテーションを組んでいきます。しかし、今年は牝馬最強格ととらえられていたチェルヴィニアは回避をし、レガレイラはホープフルSを選択するということになったので、阪神ジュベナイルフィリーズ自体の位置づけとして 例年よりは低いものとなったと思います。しかし、、勝ち馬などが弱いかと言われればそうではないことが更に難解になっています。勝ち馬のアスコリピチェーノはテンも上がりも速いレース質が非常にあっての好走でリバティアイランドほどの強さはまだ見せていません。

また、クイーンカップも重要な路線として捉えられています。このレースも淀みなく流れて速い上がりが問われたレースになりましたが、これは勝ち馬が恵まれました。雄大な馬体を持っている馬ですし、ブレーキを極力掛けない競馬が向きました。

最後にチューリップ賞ですが、これも馬券圏に入った馬は恵まれたという印象です。ハイペースを追いかけた馬にとって厳しくなったレースでマイペースで逃げれた馬と追い込んできた馬に展開が向きました。そのほかのアネモネSやフィリーズレビューといった前哨戦も特殊な流れになり向き不向きが大きく出たレースだったと思います。

次は人気馬の短評をしていきます。人気はnetkeiba の金曜時点の予想オッズを参考にしています。

1番人気は阪神ジュベナイルフィリーズを勝利したアスコリピチェーノ。前走はテンも上がりも速い高速馬場的な流れがこの馬に合ったと思います。今回も雨予報から一転して晴れるようなので、馬場的にはあまり軽視しにくい状況になりそうですし、9番枠と中枠に入れたので、大きな不利は受けにくいように感じます。今回のメンバーは結構実力が拮抗していると思うので、去年のリバティアイランドほど軸として過信してはいけないと思いますが、相手の筆頭候補になれるほどの実力はあります。


2番人気はクイーンCを勝ってきた、グレナディアガーズの半妹のクイーンズウォーク。前走のクイーンCはブレーキを掛けない競馬かつ上手く伸びる外を通れたという印象です。今回外枠に入ることができれば同様の競馬ができるのではないかとも思いましたが、内枠に入ってしまったので少々割引が必要であると思います。馬体的にも騎手のコメントに合ったように2,000m以上が適性のように感じるので、将来的にはマイル以下を走りそうなアスコリピチェーノやコラソンビートといった馬に適性面で劣る可能性もあります。色々とこれからな馬のようにも感じますし、買うならオークスかなと思います。

3番人気は阪神ジュベナイルフィリーズ2着のステレンボッシュ。前走はタフなレース経験があった分他の馬に比べて道中はスムーズに追走できましたし、楽に抜け出せたのでしっかり伸びてきました。前走ではあまり能力を評価していませんでしたが、G1でパフォーマンスを大きく上げたので、成長力が高いタイプだと思います。今回はモレイラ騎手が乗るので人気を集めると思いますが、こんなオッズになるような能力は示していないように感じます。休養明けで馬群も捌けると思いますし、少しインの方が伸びやすそうなので、もう少し内目の枠の方がベターであったと思います。

記事を書いている現在ではクイーンズウォークではなくコラソンビートが人気をしていますが、私として能力を見せ切った感が強いので、今回は3列目候補かなと思います。

それでは、印の紹介に入っていきます。

◎11.ライトバック
この馬の印象は気性の悪さが大きなデバフとなってしまったということです。こういう馬にとっては多頭数でテンから流れていくような競馬が向くと思いますので、今回は適した条件であると思います。

前走はメンバーレベル的にはそこまでのものはなかったと思いますが、レール内容は非常に良かったと思います。直線では内の馬が斜行してきたせいでブレーキを踏む不利を受けましたが、それを割って再加速して勝利した内容は非常に高いトップスピードの性能を感じました。パワーがありそうな馬体をしているので、阪神コースの乗り替わりでパフォーマンスを上げると思いますし、前走非常に大きな不利を受けた割にはオッズに反映されていないので、気性ゆえの不発のリスクをとれるほどのオッズにはなったと思います。

〇18.チェルヴィニア
阪神JFを回避したので、非常に間隔が長くなってしまいました。この馬は毎回余裕残しの馬体でしっかり好走していくので、非常に高い能力を感じています。ルメール騎手が負傷離脱、大外枠と不運が続きますが、阪神JFまでは圧倒的に支持されていたので、オッズがつくなら積極的に買いたいと思える1頭です。

▲3.イフェイオン

前走のフェアリーステークスは当日の未勝利戦や前日ののキャプテンシーが勝ったジュニアCよりもタイムが遅いため、世間の評価は低くなると思いますし、NZTでキャプテンシーが殿負けしたので、人気は背負わないと思います。しかし、このレースはテン3F自体は悪くはないのですが、それ以降が緩みすぎて速い走破時計は絶対に出ないラップ構成になってしまいました。

なので、時計面はノーカウントだと思っています。この馬は競馬自体は上手くいったようにも感じますが、レース映像を見ていると直線であまり追えていないと思いました。本格的に追い始めたのは直線の急坂を越えたあたりで、着差は小さいもののかなり余力を残した1戦になりました。この馬も引っ掛かりながら追走する馬であるので、ペースが速くなりそうなG1の方が向くと思いますし、土曜日時点では少しイン有利でしたので、枠にも恵まれたという印象です。

後はやはり能力面で高いものを示しているアスコリピチェーノ、ステレンボッシュ、レース経験的に恵まれやすい前哨戦からは明らかに前走は不調で今回は条件も合致しそうなコラソンビートとハワイアンティアレを3列目候補として印を回します。全く印はまわしていませんが、セキトバイーストとエトヴプレのワイドは握っておこうと思います。

以下会員の印です


第84回 桜花賞

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