東京優駿 2024

 こんにちは、1回生の岸田です。とうとう今年もダービーを迎えました。毎年若駒戦は新馬戦から楽しませてもらっています。若駒戦の面白さの一つは思い通りにはならないことで、夏の時点ではクラシック路線に乗るだろうと思った馬もまだ1勝クラスを走っていたりと古馬戦では味わえない楽しさがあります。なんで、この馬がダービーにと思うような馬も一定数存在していますが、その幸運に敬意を払いつつ今年も予想を楽しんでいければと思います。

 それではダービーの話に入っていきます。近年ペースは少し違うものの、求められる能力はやはりいかに後半を速く走ることができるかといった力です。そういう面では今年の人気馬は高い持久力を持った馬が多いです。ローテーションという面から言えば、皐月賞を使ってきた馬の成績が飛びぬけていますが、それも5番人気以内または、5着以内の成績が良いです。該当馬は、ジャスティンミラノ、レガレイラ、コスモキュランダ、アーバンシック、シンエンペラーの5頭です。今年は他の路線からも強い馬が出走してきますが、果たしてどうなるのでしょうか。

今回は軽く人気馬に関して短評を述べていきます。

 1番人気のジャスティンミラノですが、前走で大きく馬体的な成長を見せました。本格化した証拠なのか、初の超ハイペースを追走して最後は差し切るといったかなり強い内容でした。今回メイショウタバルが回避を発表したため、ペース自体どうなるのかわかりませんが、ハイペースになったとしても他の馬よりは脚を残しているでしょうし、スローペースになるのなら好位から32秒台の脚を使うことができるので、このメンバーの中で差し切れそうな馬はほとんどいないです。厩舎力も非常に高く、ここで調整を失敗してくるようなことはないだろうと思います。アタマを確実にとり切れるかと言われれば少し怪しいものの、馬券圏を外すことは楽観的に見積もっても1割程度だろうと思います。

 2番人気はレガレイラです。アーバンシックにも言えるとは思いますが、3歳春の時期に成長が見られないという欠点があります。なので、ホープフルSぐらいの実力でどこまでやれるかですが、ホープフルSの内容は圧巻で、内が強かった馬場の中、上手く内を立ち回ったシンエンペラーを大外回して差し切る強い内容でした。また、前走は最後は脚を余してゴールしました。今回はルメール騎手に鞍上が戻る上に、府中の方が向くタイプの馬ですので、今回はパフォーマンスを上げてくると思います。アーバンシックはコーナーを回るのが下手なので、ハイペースにならないと競馬にならないんじゃないかと思っています。

 3番人気はシックスペンスです。鞍上が川田騎手に割にはオッズがもらえた印象です。しかし、前走は重賞にもかかわらず5F通過が63.1と非常に遅いものとなりました。ラスト2Fは10.9-10.8と派手ではありましたが、今回はそこまではペースが緩まないと思いますし、距離延長+メンバー強化には対応するのは難しいと思っています。

 それでは印の紹介に入っていきます。

◎2.レガレイラ
前走は超ハイペースになり、差し馬が台頭するレースであると思われるかもしれませんが、あそこまでペースが速くなると、全馬脚が上がってしまっているので、逆に前有利になります。その中でしっかり差してきたのは強い内容であったと思います。今回はかなり条件は好転しますし、ジャスティンミラノを差し切れる馬がいないと思います。新馬の時にリバティアイランドよりも強くなる可能性があると言ってしまったこともあるので、その期待も込めて今回の本命とします。

○15.ジャスティンミラノ
人気馬の見解でも言いましたが、かなりの堅軸であると思います。先週のステレンボッシュ同様に持続力型で、トップスピード自体は他に高い馬がいるので、最後差し切られる未来を期待してしまいます。

他は個人的に不気味な青葉賞組のシュガークンとショウナンラプンタ、皐月賞取り消しになってしまったダノンデサイルが穴馬の候補です。年初は期待をしていたアーバンシックとダノンエアズロックは少し距離不安などが残るので、パドックを見て判断したいと思います。

以下会員の印です。



東京優駿 2024

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